テーマパークのプロ 清水群さんインタビュー 

ギルドプロジェクトインタビュー第一弾。 第一弾となる今回は、テーマパークのプロフェッショナルである清水群さんです。 エンジニアとして、オリエンタルランド、USJでアトラクションの整備などの経験を経て、約5年前に独立! テーマパークは街という群さん、テーマパークコンサルタントとは街を維持経営していくスペシャリストなのです。
「メディア」編集部

こんにちは、まぁるいカリスマこと、まるカリです。

ギルドプロジェクトインタビュー第一弾。

フリーランスや、ご自身で起業された方がどんな仕事やどんな働き方をしているのか、今後取り上げていきます!!

第一弾となる今回は、テーマパークのプロフェッショナルである清水群さんです。

 

エンジニアとして、新卒からアトラクションの整備などの経験を経て、約5年前に独立されスマイルガーディアンという会社を設立されました。

 


 

清水群さんのしごと

自己紹介

 

まるカリ「簡単に自己紹介をお願い出来ますか?」

 

清水「清水群です。テーマパークコンサルタントです」

 

まるカリ「今日はありがとうございます!お話してみたかったんです…。と言うのも、群さんのYoutubeやTwitterを拝見させて頂いていて、私自身がディズニーランドが大好きなので、テーマパークの創り手にインタビュー出来るっていうのがとても光栄です。しかも元々東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドにお勤めされていたとのことで、是非そのあたりのお話も聞けたらと思っています」

 

清水「ははは。僕もディズニー好きです。宜しくお願いします。」

 

まるカリ「まず、テーマパークコンサルタントってどんなお仕事なのでしょうか?」

 

清水「うーん…。なにから話そう…。実は何でもやってます。」

 

まるカリ「何でも屋?(笑)スゴイですね!元々アトラクションとかメンテナンス関係のお仕事をオリエンタルランドやUSJでもされてたんですよね?」

 

清水「そうですね、まずは事故が起こらないように、安全管理の指導をしたり、テーマパークを盛り上げる為の企画をしたり、物販飲食だったらその価格の設定とか商品が陳列どうするとか、広報宣伝費用をどんな風にいくら使おうかとか、集客の分析やマーケティングしたり、接客マニュアル作ったり、中期計画の立案もすることがあります。」

 

まるカリ「文字通り何でもやってますね!」

 

テーマパークでのしごとのやりがい

 

まるカリ「さて、清水さんと言えば!東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドやUSJでの経歴をお持ちですが、入社までの経緯や、独立に至るまでなど教えて下さい」

 

清水「新卒でオリエンタルランドに入社しました。元々親父がデザイン系の教師やってたり、母親が美大出てたりって感じだったんだけど、自分は全然そのあたり向いてなくて、理系勉強ばかりしてたんです。

かといって、機械とか車作りたいとかいう気持ちが沸いたかと言うとそうではなくて、水の流れとか空気の流れとかの研究を大学時代はしていました。影響と言えば、量産型のモノではなくて、世界に一つだけのものとかを創りたいっていう気持ちはありました。当時茨城にいたのですが、ディズニーが好きで車でよく行っていたので、ディズニーランドのジェットコースターってここしかないよなーって思ってオリエンタルランドで働いたら自分が求めているものを作れるんじゃないかって思ったのが一番最初のきっかけですかね」

 

まるカリ「ディズニーでの仕事は楽しかったですか?」

 

清水「勿論!!日本No1のテーマパークですし、そこでメンテナンスの仕事をしていました。ディズニーシーのアトラクションの安全バーの設計もしたんですよ」

 

まるカリ「え!凄いですね」

 

清水「基本的にメンテナンスなどで、アトラクションは一通り関わったかと思います」

 

まるカリ「なるほどぉ!どんな所にやりがいを感じましたか?」

 

清水「テーマパークって事務所から壁一枚隔てたところにゲストがいるので、メンテナンスしていると、ゲストの楽しそうな悲鳴が聞こえて来たりするわけです。自分たちが魂込めて1本ずつネジしめたり細部まで点検した結果、安全にゲストに楽しんでもらえるアトラクションを提供できるわけですよね」

 

ジェットコースター事故で訪れる転機

 

まるカリ「うわ~素敵です。でも、群さんは2年でオリエンタルランドを辞めちゃうんですよね」

 

清水「はい。2007年に大阪のエキスポランドでのジェットコースターで死亡事故があったニュース覚えていますか?」

 

まるカリ「覚えています!凄くショッキングな事件でした。もう13年も経つんですね」

 

清水「当時あのニュースを見て、僕は怖くなりました。勿論安全性に拘って仕事してきたわけですが、自分の仕事は一つ間違えたら人の命を奪ってしまうのだと…。しかも車や電車と違って、ジェットコースターっていうのは必要に駆られて乗るものじゃないじゃないですか、テーマパークを楽しもうと思って乗ったわけですよね。この事故は自分にとっては大きな転機になりました。より一層安全に拘るようになりました。だからってガチガチに安全面ばかり極めてしまってはエンタ―テイメント性が損なわれてしまうし、バランスも意外と大事だったりするんです。」

 

まるカリ「確かに、めちゃくちゃ安全だけどスリルのないジェットコースターとかなってもテーマパークを楽しみに来ているゲストの笑顔が損なわれてしまうし難しいものなのですね。ちなみに、そこからUSJにうつるきっかけは何かあったのですか?」

 

清水「ディズニーランドというのは世界基準で見ても安全性のレベルは相当高いのですが、当時新卒2年目でしたし、まだまだ仕事をどうにかしていけるようなわけでもなく、ディズニーランドも広いし何から手をつけて良いか漠然と不安になって、どうしたもんかと思っていました。

そんな時に、大阪のUSJにたまたま遊びに行ったのです 。

USJに遊びに行った時に、そこで働いてる人がめちゃくちゃ楽しそうで、関西弁で話しかけてくる感じが新鮮でした。自分も関西出身だし、安心したし、なんか自分が働きたいように自由に働けるかもってちょっと思ったんですよね」

 

まるカリ「なるほど。関西の、ホーム感もあったのかもしれないですね。」

 

清水「はい、しかも、USJの技術力はかなり優れているって業界内でも噂があったんですが、実際に行ってみてエンジニアとして肌で凄いって感じました。それで受けてみることにしました。隣の芝生は青く見えるんですよね。」

 

まるカリ「辞める事に対して未練はなかったですか?」

 

清水「正直迷いました。勿論オリエンタルランドも素晴らしい会社ですし、業界No1のテーマパークの正社員でしたが、USJだと契約社員になる。という事もあり、色々周りから反対の声がなかったわけではないんです。」

 

まるカリ「それでも結論、USJを選んだのですね。USJに転職して良かった事は何ですか?」

 

清水「新しいアトラクションやイベントの企画なんかも携わらせて頂いて単純に楽しかったし、上司が色々と任せてくれたのも良かったなと思ってます。」

 

テーマパークコンサルタント(独立)になるまでの経緯

まるカリ「USJでも色々な経験を経て、更に独立に踏み切ったきっかけは何でしょうか?」

 

清水「当時、エキスポランド以外でも、そこまで悲惨ではないですが、各地のテーマパークや遊園地で事故が起ったのです。その際安全の調査で全国のテーマパークをまわりました。その時に、【世界中の人の笑顔を守りたい】それが自分の使命だと思って独立しました」

 

まるカリ「群さんの会社=株式会社スマイルガーディアン(笑顔を守る者)は、そこから由来がきているのですね。独立して一番良かった事は何ですか?」

 

清水「USJを辞める時も特にネガティブな理由はないのですが、独立して意識しているのは、関わりたい人とだけ関わるって言う事ですかね。人生という時間は限られていますから、関わっていきたい人とより豊かな人生を創りたいです。」

 

群さんにとってのテーマパークとは?

まるカリ「群さんにとってテーマパークは何ですか?」

 

清水「USJ の上司が言ってたやつの受け売りなんすけど、テーマパークってずっと僕は”街(まち)”だと思っていてね。僕みたいにエンジニアもいるし、飲食もあるし、物販もあるし、物販でもそれをデザインする人、創る人、売る人もいるし、それこそ植物の管理してる人、看護師さん、音楽家もいるでしょ、こういう職業を全部あわせると600種類以上あるって言われています。沢山の職業がそこに集まっている場所だから、ただ遊ぶ!楽しい!だけじゃなくて、そこから色々学べることも多いんです。」

 

まるカリ「群さんの本や、Youtubeでもよく言ってますね!テーマパークはビジネスの宝庫だって!」

 

清水「そうそう!コーチングやマーケティングなど色んな要素があります。」

 

まるカリ「なぜ、テーマパークでは朝から風船を売っているのか?!ですよね」

 

清水「宣伝ありがとうございます。答えは是非本を読んでみてください。」

 

※Noアフィ

 

まるカリ「こちらの著書、読ませて頂いたのですが、めちゃくちゃ面白くて、沢山マーカー引かせてもらいました。

最近私、2歳半の娘を連れてディズニーシーに行ったのですが、子供の身長制限によってアトラクションが制限されてしまうんですよね。
娘の身長が98㎝なので、90cm以上のアトラクションは乗れて、102㎝以上のアトラクションには乗れなかったんですよね。

残念ながらソアリンファンタスティックフライトは諦めたのですが…(笑)

昔はアトラクションに乗れなかった子供に、未来のチャレンジャーっていうカードがあったんですよね。(現在は廃止されています)
今度大きくなったら待たずに乗れるチケットを配っていた。紙きれ一枚の工夫でリピートを生むことができる。

 

清水「そうそう(笑)小さな工夫でリピートを生むことも出来ると思います。」

 

まるカリ「【一流のサービスは簡単に気づかれないサービス】の部分も大変感銘を受けました。私もまた次回ディズニーで気づかれないサービスに気づいてみようと思います」

 

清水「それは良かったです!テーマパークで遊びながら是非、多方面から色んな事を感じとってみてください。ご自身の事業にも生かせる、新しい発見や工夫が沢山見つかると思います。」

 

今後のビジョンは?

まるカリ「最後にご自身のビジョンをお聞かせ願えますか?」

 

清水「やはり新しいものを創っていきたいし携わりたい。

自分がオーナーとかではないんですが、テーマパークを新しく創って見たいなと思っています。

色々お話も頂いていて、今後どうなるのか、自分でもワクワクしています。」

 

 

本日はインタビューありがとうございました!

私自身のサービスの中でも顧客の満足度を上げる工夫など取り入れていきたいと思いますし、次回テーマパークに行くのも楽しみになりました♪

また是非お話させてください。

 

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