世界で一つだけのオリジナル絵本ギフトサービスを行う、ÉHON INC.の代表である国則さんにインタビューさせていただきました。
2021年4月6日「自分が絵本の主役となって絵本の世界に入ることができるオリジナル絵本の開発プロジェクト」でクラウドファンディングが開始、僅か3日で目標支援金額200万円を達成する快挙。
うお!ごじゅーまーたんが子供100人に支援するリターンに支援してくれました!なんて漢気‼️🔥まじですか!
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— クニ🤡|オリジナル絵本ギフトを文化に変える人 (@kunikabu) April 8, 2021
国則さんに「絵本」に対する想いや、今回のプロジェクトの展望について迫ります!
目次
絵本をつくるきっかけ
最初に自己紹介をよろしくお願いします。
国則:こんにちは。国則です。
私は「絵本」というコミュニケーションツールを通して、世界中のあらゆる人の心を豊かにすることで笑顔を生み出す、そんな絵本ギフトサービスを運営しています。
改めて宜しくお願いします。
絵本という事業には何か理由や思い入れがあるのでしょうか?
国則:私には子どもが2人いるんですけど、うちの子もそうですが、子どもってアンパンマンとかディズニーがすごく好きですよね?
そこでアンパンマンやディズニーのように子どもたちみんなが笑顔になれるコンテンツって何だろうって考えていた時に絵本好きな我が子を見ていて、絵本は誰もが温かい気持ちになれる素敵な物だなと思い、娘きっかけでオリジナル絵本ギフトサービスを思いつきました。
アンパンマン見せとけば安心!みたいなところありますよね!
なるほど、子どもを笑顔にしたいという想いでスタートされたんですね。
国則:はい。最近子どもが絵本を自作で描いて作ったりしてるんです。
それは、完全にパパが絵本の何かをしているということを見てるからだと思うし、そういう背中を見せられて素直に嬉しいです。
次女(6歳)がなにやら絵本をまた作ってました。彼女はパパの事を絵本デザイナーだと思い込んでいる模様。でもこうして親子のコミュニケーションが増えていくのは喜ばしいです✨そんな世界を広めるクラファンの挑戦は4/6から‼️#EHONクラファン
🤡ホッコリ! pic.twitter.com/clbNshHx6c
— クニ🤡|オリジナル絵本ギフトを文化に変える人 (@kunikabu) March 21, 2021
国則さん自身の幼少期はどうだったのですか?どんな絵本を読んでいたのですか?
国則:実は子どもの頃に絵本を読んで貰った記憶はそんなにないんですよね(笑)
父は、家に帰ってきたらずっとTVを観ていたイメージが強い、キャッチボールを1~2回してくれた位しか記憶にないですね。
母から聞いた話ですが、「子どもが大好き!」と聞いて結婚したらしいのですが、子どもの世話はあまりしなかったって言ってましたね。
多分子どもは好きだったけど、接し方がわからなかったんだろうなと、今なら分かります。
不器用な父でしたから。
自分が中学2年生の時に父は他界してしまったため、父とコミュニケーションがとれなかったことを少し後悔しています。
そうだったのですね・・。お母様との関係はどうでしたか?
国則:母からはあまり怒られることもなかったし、甘やかされていたと思います。母の大変さは自分も親になって改めて感じます。働きながらも女手一つで私と姉を育てて、学校の行事にもちゃんと来てくれて、私のバスケ部の役員もやってたから本当に大変だったと思うんです。
母とのエピソードと言えば、あの人方向音痴だから、バスケ部の引率する時、道に迷って試合に遅れそうになったりしてました…。(笑)
可愛らしいお母様ですね。素敵なエピソードありがとうございます。
父親という立場で考える事
ご自身が父親になってみて想う事はありますか?
国則:父が他界した(45才)位の年齢に私ももうすぐなるのかぁ~とかしみじみ思っているのですが、子育てして思う事は、私も意外と父に似ていて不器用だなって事です。
自分もお父様に似ているということは、お子様とのコミュニケーションに苦労されたんですね。
国則:苦労しました。娘が0歳の時は仕事が忙しく、生活の時間帯が全く合わなかったので、子育てに参加できていませんでした。娘と殆どコミュニケーションをとることができなかったですね。
仕事を頑張ると、どうしてもそちらに集中せざるを得ない時もありますよね。 国則さんは代表として、社員とその家族の生活も抱えているわけですしね。
国則:言い訳に聞こえてしまうかもしれないですね。
娘に話しかけたりは勿論しているのですが、どう接していいか分からなかったのです。
特に、服も玩具もこだわりもあって、女の子は大変ですよね。
今でも女子との接し方に困ってます。笑
分かります。うちも娘なので、この服は着ない~とかイヤイヤが多くて困ってます。
子育てに参加できなかった過去から、今にかけてどんなふうにコミュニケーションが変化してきたのですか?
国則:そうですね、昔は、子どもがすぐ起きちゃうタイプだったので寝かしつけしてる妻のそばで気配を殺して忍者のように生活してました。それでもちょっとした音で起きちゃってめちゃくちゃ怒られるとかね。
あるあるですね。(笑)
国則:やっぱり絵本を通して子どもと接したり、コミュニケーションとるようになって変わってきたと思います。コロナ禍で家で過ごす時間も増えたから、向き合う様になってきて子どもの成長を近くで感じている最近です。
子どもとの成長ってあっという間で、一緒に過ごせる時間って実はそんなに長くなかったりしますよね。
国則:そのかけがえのない時間を絵本を通して体験して欲しいっていう想いがこの事業を頑張る糧になっています。
国則さんが考える父親として子どもにできること、してあげたい事は何ですか?
国則:子どもたちがやりたいって言ったことをやらせてあげれるように全力で応援してあげたいです!今も仕事ばかりですが、その中で関わるならせめて、「誇れる仕事をしている父親像」を残したいですね!あと子どもが大人になった時に、パパに絵本よんでもらってたなぁとか思い出してもらえたら嬉しいですね。
親父の背中ってやつですね。だからこそ子どもを笑顔にする絵本事業なのですね。
国則:はい。娘には、よく絵本のイラストを「どう?」って聞いたりしているのもあって父親がデザインや絵本の仕事をしているのを理解しているんでしょうね。子ども達もお絵かきが好きなので、触れ合いを増やすために、PCを使って年賀状を一緒に作ったり、簡単なデザインを一緒にしたりしています。
親がやってることに興味深々ですね。
国則:卒園式で保育士さんに「お父さん、絵本作家さんなんですか?」って言われたんですが、つまり保育園で娘が私(父親)を話題に出してくれてるってことでしょ?そんな影響を子どもに与えられているのなら仕事冥利につきます。
国則さんがもしお父様とお会いできたら何かお伝えしたい事はありますか?
国則:私は絵本の読み聞かせを通して子どもとのコミュニケーションが取れることがわかったので、もし他界した父に会えるなら「子どもに絵本読んであげると喜ぶんじゃない?」と言って勧めてあげたいですね。
子どもとのかけがえのない時間をプレゼントしたい
今回クラウドファンディングをスタートするそうですが、どんなプロジェクトなのか教えてください。
国則:今回ご支援いただきたいプロジェクトは、自分が絵本の主役となって絵本の世界に入ることができるアバター絵本システムの開発プロジェクトです。
子ども達に色々な絵本の主人公になれる体験ギフトをお届けしようと。現在進行中の絵本のストーリーは『シンデレラ』と『桃太郎』の2種類です。
※イラストは開発中のイメージです
プロジェクトをスタートするきっかけは何ですか?
国則:先ほども言ったように、私自身、子どもとのコミュニケーションが上手くいくようになったきっかけは「絵本」でした。寝る前に読み聞かせをする機会が多くなるにつれ、自然と会話も増え、そして家族の笑顔も増えていきました。
「絵本の読み聞かせの時間」を作って、子どもとふれあう時間を届けたいです。毎日頑張ってお仕事をされているパパやママは、大切な家族を笑顔にするために働いています。
「子どもとのかけがえのない時間」を過ごしてほしいなという想いを込めてこのプロジェクトを立ち上げました
絵本に入ろうっていうコンセプトがまた素敵ですよね。
私が娘に絵本の読み聞かせをする時、登場キャラクターを娘の名前に変えたり、飼っている犬を登場させてみると大喜びしました。そんな経験から絵本の中に入り込めると楽しいだろうな!という企画が生まれています。
絵本の内容例は、絵本の世界を体験できる不思議な図書館。絵本がずらりと並んでいて、どれにしようか迷っていると、主人公の子どもがある1冊の絵本を手にします。そして気がつくと、自分がその絵本の主人公となって、大冒険をしていくというストーリーです。子ども達にわくわくした特別な体験をお届けします。
人生をかけた事業〜オリジナル絵本ギフトサービス「ÉHON INC.(えほんインク)」
※イラストは開発中のイメージです
このプロジェクトは誰に届いて欲しいですか?
国則:勿論子どもたちを笑顔にしたいのですが、私みたいに仕事が忙しくてなかなか親子のコミュニケーションがとれていない方へ。あ、それから、子どものことは好きなんだけどどう喜ばせていいか分からないっていう方にもオススメしたいです。
どんな気持ちになって欲しいですか?
国則:子どもとのコミュニケーションを通して、「今何を考えているのか」「どんな気持ちなのか」を身近に感じ取る事が出来ますし、喜んでくれる子どもの姿を見れるのが親としてこんなに幸せなんだと私自身が知りました。
たった5分、10分。今しかない時間を是非お子様とのコミュニケーションに使ってもらって、温かい気持ちになって欲しいなと思います。
最後に一言いただきたいです。
国則:コロナ禍で増えたおうち時間に絵本の読み聞かせすることは、親子の大切な時間になると思います。また、自分が主人公になって絵本の世界に入れるという体験は単純に喜んでもらえると確信しております!
これから先もコミュニケーションツールとして絵本の可能性を拡げていきたいと思いますのでÉHON INC.にご期待ください!
国則さんありがとうございます。
次回は国則さんが経営者になるまでの道のりについてのインタビューをお届けします。
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■自分が主人公になって絵本の中に入れる!「アバター絵本システム」開発プロジェクト
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