【SSDCオープンサロン】経営者として大切にしてきた3つのことー由利孝氏ー

メディアコンサルのまるカリです。今回は、2024年11月19日(火)に開催されたSSDCのオープンサロンに参加したの感想を書いていきます。 講壇ゲストは、元テクマトリックス株式会社代表取締役社長の由利孝さんです。 経営者

メディアコンサルのまるカリです。今回は、2024年11月19日(火)に開催されたSSDCのオープンサロンに参加したの感想を書いていきます。

講壇ゲストは、元テクマトリックス株式会社代表取締役社長の由利孝さんです。

経営者としてなんと22期ものあいだ連続増収を達成してきた由利さんが、長年の経験から導き出した「経営者として大切にしてきた3つのこと」伺ってきました。

リアル会場にもオンライン会場にも沢山の人が集まりました。

 

 

~出会い・経験・環境(企業文化)~ 

 

 出会い:人生と事業のターニングポイント

価値ある出会いがキャリアの出発点となる。
学生時代やキャリア初期に出会ったメンターや同僚が、能力を引き出し成長を遂げた。
会社設立時のパートナー選びは重要で、信頼に基づく関係が事業の基盤を築く。

双方向に価値ある関係を育むことが大事。

資本を受ける時、どうやって資本を集めようと考えがちだが、誰から投資を受けるかが、事業の質を決める重要な要素となる。

良い出会いを得るには、質の高いアウトプット自分を高め続ける必要がある。

 

経験:臨場と学びの源泉

 

社長就任直後に親会社の身売り経験談。難局を乗り越え、楽天からの関心を得て事業を再構築。
このような経験から、リスク覚悟と決断力が育った。だが、成功体験に縛られない柔軟性が必要

成功は時に足枷となるため、過去から更新し続ける姿勢が不可欠。

失敗を恐れない文化を創り出す。
挑戦なくして学びはない。失敗を受け入れ、そこから改善するプロセスが重要。

未知の領域への挑戦
抽象度を高め、本質を探る思考が現代のビジネスの成功に欠かせない。

「過去の実績を語るだけでは現役度を保てない」。常に新たな挑戦を大切にし続ける。
時間を管理し、インプットの質と量を高める習慣を持つ。

 

環境(企業文化):組織の持続可能な成長を支える基盤

組織のマインドセットを重視し、透明性や価値観の共有を基盤に置いています。
明確な「やること」と「やらないこと」を定義し、意思決定の基準を確立する。

全員がリーダーシップを発揮する組織へ…。生存主義ではなく、役割と責任感を重視する文化。
KPIを活用し、情報を継続化することで共通の目標に向かう環境を整備をする

ルール外の状況を成長の機会と捉え、柔軟な思考力を促進する。

行動の影響をメタ的に理解する力を養うことが必要。
「考える組織」は時代の変化に適応しやすい持続可能な形態となる。

 

まとめ

「出会い」

・双方向に価値がある出会いが大事

・良い出会いは質の高いアウトプットから生まれる

 

「経験」

・失敗を恐れず挑戦し続ける

・インプットの質と量を高める習慣を持つ。

 

「環境(企業文化)」

・自分の行動がどう影響するかメタ的に捉えられる力を養う

・ピラミッド型ではなく、全員がリーダーシップを発揮する

 

この3つの要素は、経営者としての成長を支える柱です。

 

まるカリから由利さんに質問をさせていただきました。

まる「質の良いインプットは、セミナーや研修などもあるかと思いますが、受動的で行かされてる、やらされていると感じてしまう社員さんなどはどうしますか?」

 

由利「自主的に取りに行く学びでないと意味がないですよね。インプットだけでも意味がないし、やはり考えられる人、メタ的に見れる人が、必然的にリーダーになっていく人、機会を与えてもやらない人は一定数いるのはしょうがないですね。」

 

まる「全員がリーダーシップとして責任を持ち仕事をする組織が出来たら素晴らしいと思います。その反面例えば、会社内で優秀な人材が育つという事は、独立したり他のキャリアを選ぶ可能性も高まりませんか?」

 

由利「高まります。それは悪いことばかりではありません。今日は強い組織を作って行くというテーマでの話でしたが、人は囲えないです。だから、どんどん次の世代を育てていきます」

 

まる「囲わず、挑戦を応援出来るというのは素晴らしいです。」

 

由利「昔と違ってその会社に骨を埋めるとかっていうより様々なキャリアにチャレンジしやすいし、選択肢も多い。出戻りする人もいるし、今はそういうのもウェルカムです。お互いに応援しあえる関係値でいることが大事だと思います。」

 

まる「卒業すると分かっていてもスター社員を育成していくんですね」

 

由利「ある程度大きな会社になってくると、良い人材を育成し輩出することは使命みたいなものでもあるかと思います。つまりは社会貢献です。それが巡り巡ってうちの会社に良い人材が来る事もあるし。」 

 

まる「くぅうう!!器が大きすぎて…。痺れました~。ありがとうございました!!」

 

感想

経営者として大事にしていく事、由利さんの経験からくるお話にグッときました。

過去の栄光ではなく、常に挑戦し続ける人にしか紡げない言葉だなと思いました。

オープンサロン後の懇親会でもお話させて頂きましたが、非常に気さくで優しい方です。

こういった学びの機会を頂きましたSSDC様にも感謝です。

ありがとうございました!

 

SSDCでは社会課題の発見を起点として、新たなソリューションを生み出す人をサポートしています。

事業を生み出す際に必要な、起業家、大学、研究機関、行政、投資家と連携し、人・技術・資金という重要リソースを惜しみなく繋げます。

今回のようなオンラインサロンも随時開催中です。興味のある方は資料を見てみてください。