まるカリが興味を持った、面白い人にインタビューしていく企画です。
先日Instagramを徘徊していて、思わず爆笑してしまった作品の創り手のリベンセイさんに今回は突撃インタビューを依頼し快諾して頂きました。
ここに御礼申し上げます。自分の作ったコンテンツで勝負している人ってカッコイイですよね。
目次
お笑い好きがルーツ
まる「今日は、ありがとうございます!まずはじめに、自己紹介お願いします」
リベンセイ「漫画やイラスト制作の他に、Youtubeでアニメーションの制作も手がけているリベンセイです。35歳 大阪在住です。好きなものはラップとゲーム(特にSwitchの「風来のシレン」です」
まる「漫画家として、講談社のモーニングに掲載された経験をお持ちですが、漫画を描き始めたのはいつからですか?」
リベンセイ「滋賀県の美術大学に行ってて、4年生の時の課題や卒業制作で描き始めたのがきっかけです。」
まる「就職はせずに漫画を描き続けていたんですか?」
リベンセイ「就職してた時期もありますし、今も工場勤務しながら漫画を描き続けています。」
まる「好きなものラップ!TEIJI TAISHA NINJA (定時退社忍者)見ました。スゴイ多才ですね。」
リベンセイ「ありがとうございます。ラップの方が漫画よりも長くやってるかもしれません。大学1年生(2009年頃)の時に美術の課題が押し寄せてきてうぉぉって時に、ニコニコ動画でラップ動画を投稿するのが流行っていてやってました。好きなラッパーは水曜日ダウンタウンのOP曲を手がけているPUNPEEさんという方です。」
まる「素晴らしい!センスの塊だ!大学から漫画を描いたりラップをしていたということですが、幼少期はその片鱗はなかったのですか?」
リベンセイ「思い返すと、絵を描くのが好きな子どもではあったと思います。自由帳を埋めるのが好きでした。それに漫画をよく読む子でした。」
まる「影響を受けた漫画や作家さんはいますか?」
リベンセイ「ベタですが、小学生の時からドラゴンボールとワンピースが好きです。今の作品に影響を及ぼしてくださったのは木下晋也先生ですね。木下先生の作品8コマ漫画なのですが、読んだ時に漫画の中でお笑いをやってる!って純粋に感銘を受けました」
▼木下先生の漫画が少しだけここから読めます。
https://ebookjapan.yahoo.co.jp/viewer/free/B00162393938/
まる「木下先生も最高ですね!リベンセイさんの作品もお笑いが詰まってますもんね!リスペクトが伝わります。リベンセイさんは、作品を作る時に意識していることや、大事にしていることはありますか?」
リベンセイ「そうですね、この仕事したいっていうのが、単純に、お笑いっていうのがバックボーンにあって、自分の表現で誰かが喜んでくれたり、笑って欲しいっていうのがあるので。意識…というかこだわっているのは、例えばネタにする事象があって、状況をちょっと変えて面白くする。あまりごちゃごちゃさせたくないけど、単純過ぎないようなひねりをいれるとかバランス見てます。」
まる「分かります。いやアニメ見た時に【間(ま)】が最高過ぎて。爆笑したんです。漫画で読む時って自分の一番ベストな間で読めるんですけど、アニメ化されたりするとちょっとズレてるなって事あるんですよ(ツッコミ遅いな。とか)今回、Instagramでリベンセイさん作品見た時に一番気持ち良い【間】でセリフが来てて!おこがましいんですけど、これ絶対お笑い好きな人めっちゃ研究してる人が作ってるなって直感でびびっときてました。」
リベンセイ「わー!そこ褒めて貰えると嬉しいですね~。正解の間みたいなのが自分の中にあって、アフレコとアニメの動きでそれ(“間”の正解)に近づけていくような感じで創ってるんです。」
まる「お笑い好きならではのエピソードとかあります?」
リベンセイ「関西出身ってのもあって、小さい時からお笑いには触れてきました。姉もお笑い好きで、ベース吉本に出れないような若手芸人のインディーズライブとか連れて行かれてましたね。」
まる「またコアな…。ちなみに好きなお笑い芸人さんいます?」
リベンセイ「最近は…金属バットさんですね」
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まる「やっぱちょっとシュールというか逸脱系が好きなんですね。」
リベンセイ「そうですね…。大阪は、やっぱりベタが供給されやすいので、お腹いっぱいですw」
まる(爆笑)
リベンセイ「お笑いはほんまに昔から好きで、はがき職人さんとか猛者が集まる大喜利のオフ会に行ったり、携帯大喜利も全然ひよっこですがメジャー二段とかでした。」
まる「マジですか?リベンセイさんスゴイ。携帯大喜利も見てたし、めっちゃ送ってたけど読まれた事ないです…。私も実は、mixiの大喜利コミュニティーでランカーでした。大喜利オフ会も行ってましたよw 共通の知り合いとかいるのかな…(どきどき)」
リベンセイ「え、マジすか。今度大喜利やりましょう!」
まる「是非!!!!!!!!(やった。)」
初めてモーニングに連載が決まった!
まる「リベンセイさんは、モーニングでえんまさんちのケルベロスを連載していたと思うのですが、商業誌は初連載ですか?」
リベンセイ「はい!僕のキャリアの中で一番印象に残ってる出来事です」
まる「さぞ嬉しかったでしょうね…。」
リベンセイ「そらもう、嬉しすぎて、テンション上がり過ぎて、一回編集さんからの電話を切ってしまって!(笑)「あぁすんません、すんません」みたいな感じでしたよ」
まる「聞いてるこっちもほっこりするエピソードですね。モーニングっていうのも思い入れがあったんですか?」
リベンセイ「はい、モーニングを読んでたっていうのもあるんですけど、木下先生もモーニングで連載されてるし、自分の作品も一番映えるだろうな…っていう、いわばメッカみたいな雑誌なので。」
まる「なるほど!連載で大変だったことは何ですか?どう乗り越えましたか?」
リベンセイ「働きながらという事もあって時間との闘いはありました。苦労した点というか、作品のキャラクターに深みを持たせるとかバックボーンを考えるとかがあまり得意ではないので、未だに模索はしていますね。」
まる「まだ作品も日々進化していっている段階なのですね。では、『えんまさんちのケルベロス』の誕生エピソードを教えて下さい」
リベンセイ「元々一コマ漫画でケルベロスを登場させてて、友人もあれ面白いって話題にしてくれてたんで使いたいなぁみたいなぼんやりはあったんですけど、工場の残業中にケルベロスを飼っている人がいたら面白いんじゃないかなってアイディアを思いついて、しかもケルベロスは冥界の番犬なので、日本の地獄っていう場所にいたらどうだろうって沸いてきて、それが誕生エピソードになりますかね」
まる「帰ってすぐ描きたかったでしょうね。」
リベンセイ「残業早く終われ~ってなってましたw」
https://morning.kodansha.co.jp/c/keruberos.html
今後リベンセイはどうなる?
まる「今後漫画家として以外でも目指していきたいものやチャレンジしたいことはありますか?」
リベンセイ「まずはもう少し認知を増やしたいです。アニメと音楽を組み合わせるやつは今熱中して取り組んでいるので、やりたいものはそれですかね…楽しみながらスキルアップももっとしていきたいです。あとはやっぱり表現でご飯が食べれるようになったら嬉しいです。」
まる「どんなお仕事が来たら嬉しいですか?」
リベンセイ「勿論お話頂けるだけでもありがたいのですが…あえて言うならば、ラーメン屋とか焼肉屋とかで流れてる店内のCMソングつくったり…、アニメで演技が出来るので、注意喚起ビデオ(映画見る前とか、飛行機の安全確認とか、商品の使い方)みたいなのとかちょっと小ボケ入れれるような感じが良いです。」
まる「すごい想像つきます!絶対笑えるし注目して貰える!!!みなさーーーーん!リベンセイさんを抑えるなら今のうちですよ。お仕事はご本人のDMに。インタビューを読んだと言って頂くと、なんと!!!!!!!!!!!!!!私が嬉しいです♪」
きっとアナタも虜になります。リベンセイさんのYoutubeやInstagramなどなど
是非以下から見てみてくださいね✨
2024年3月12日追記
3月9日に行われたR-1グランプリの非公式応援ソングを作ったリベンセイさん、大喜利のお仲間の応援や、お笑い芸人さんへのリスペクトが動画から溢れてます。
クオリティーの高さにSNSでもかなり拡散されていました。
是非ご覧ください。
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