WEBPLAってどんな会社?代表の寺岡 幸二氏にインタビュー Part1

ウェブプラ合同会社代表寺岡 幸二さんにインタビューをしました。 寺岡さんは2021年7月、マーケティングをもっと身近に面白く感じてほしいという想いで、 「俺たちのオリムピック」 という24時間の無料イベントを主催しました。 デジタルマーケティングに関する各種研修・講座運営事業などを多くされています。今回のロングインタビューでは、業界で一目置かれる寺岡さんの素顔に迫ります!
「メディア」編集部

今回はウェブプラ合同会社代表であり、ウェブ解析士マスターの寺岡幸二さんにインタビューをしました。

寺岡さんは2021年7月、マーケティングをもっと身近に面白く感じてほしいという想いで、「俺たちのオリムピック」という24時間の無料イベントを主催しました。

イベントではGoogleHOMEや、Siriのようなチャットボットを作成してみたり、動画編集を学んだり、キャッチコピーのつけ方、ピクトを考案したり、ハッキングってどういうことかを体験しながら学ぶことができるイベントでそれぞれの種目ごとにメダルが渡されます。(Part2で詳しくお伝えします。)

毎回、イベントを思いついては即行動で、マーケに興味を持ちやすい面白い企画を次々に打ち出すウェブプラさん、ウェブプラはどんな想いで立ち上がったのか、また、寺岡さんは、どのようにしてウェブ解析士マスターとなったのかお話いただきました。

 

ウェブプラの寺岡さんってどんな人?

-子供の頃はどんな子供だったのですか?

 

寺岡「活発というより一つのことに集中するタイプでした。親兄弟はアウトドアですが、私自身はインドアで好きなことをやっている子供でした。ただ学校の勉強も嫌いではなく、覚えることが好きだった印象はあります。」

 

まるカリ「知識欲が強いんですね。」

 

寺岡「そうかもしれないです。今でもその部分については変わらないです。」

 

-Webマーケティングの世界に入るきっかけは?

 

寺岡 「2004年ごろからWebマーケティングの仕事をしていました。Webマーケティングをし始めたきっかけも、自分でホームページ制作が楽しかったからです。」

 

まるカリ「自分でホームページ制作って凄いですね。学生時代何か学んでいたのですか?」

 

寺岡「学生時代は土木工学科で橋の設計などをしていて、仕事とは別で音楽をやっていたりもしてWebとは関係ない道を歩んでいたのですがWindows95が出てから独学でホームページや掲示板を制作していました。」

 

まるカリ「やっぱりすごい…。今ではチャットボットも作っちゃうくらいだし、天才肌なんですね。」

 

 

-2004年にWebマーケティングをする前は何してましたか?

 

寺岡「サーバーの保守など壊れたら直すようなフィールドエンジニアをしていました。それは働くことを考えていたわけではなく、ただライブがあったら休めるような環境にいたかっただけです。」

 

まるカリ音楽!?wバンドをやられていたのですか?」

 

寺岡「ユニコーンやブルーハーツをきっかけにバンドを始めました。楽器はドラムからはじめて、ベースをしていました。」

 

まるカリ「ライブで休めるからって…熱量凄かったんですね。」

 

寺岡 「ははは、そうです。30歳手前でバンド活動が落ち着いて(笑)それまで独学でやっていて魅力に感じていたWebの世界に入りました。Web業界と言ってもWebデザインなどのクリエイティブな仕事は競合する人間も多く年齢的にも追いつけないため、自分に合っていると思われるディレクションやマーケティングをするようになりました。」


まるカリ「そうだったんですね」


寺岡「その時入ったのが人材業界で15~16年継続していて、マーケティングを学んできました。」

 

まるカリ「バンドの経験がマーケティングに生きたなと思う事はありますか?」

 

寺岡「バンド活動もマーケティングなんだと思うところはあります。当時、ライブハウスの方から他のバンドとの差別化やウリ方などを教えてもらいました。名前を売りたかったら自分たちと近いバンドと一緒に定期的なイベントを開催する、新規の観客の入れ方など、エコシステムの作り方について教えてもらいました。初めてマーケティングの仕事をした時に広告のテクニック論なども学びましたが、それよりやらなければならないことは差別化とエコシステムが一番大事と感じています。『自分のサービスはこうです』という差別化がなければ他のシステムと見劣りしてしまい選んではもらえません。また『この人だからやりたい』と思わせることは出来ないです。それはサービス、個人、バンドでも同じと思っていて、そのように感じた時に面白いから続けられそうと思うようになりましたね。」

 

まるカリ 「仕事でも指名されるって大事ですよね。マーケは奥が深いです。寺岡さんが仕事で大事にしている心情やポリシーはありますか?」

 

寺岡 「できれば仕事はしたくないです(笑)良いか悪いかは別にしてお客さんや自分のためというわけではなく、請け負うだけではなく、戦略を一緒に考えるというか提案していける仕事が面白いです。タスクになると一気に興味がなくなってしまいます。何したらよいか分からないから始めるくらいがベストかもしれないです。」

 

ウェブプラってどんな会社

https://www.webpla.jp/

-寺岡さんが立ち上げた会社ウェブプラはどのような会社ですか?

 

寺岡「2019年の1月に独立してウェブプラを立ち上げました。独立にあたってもサービスを作って事業を興すプロダクトというよりは、マーケッターの情報交換、学ぶことが出来る場所を提供出来る事業を始めたいと思っていました。事業としての割合はウェブコンサルが大きいですが、マーケッターのコミュニティづくりの講座、イベントを開催しています。」

 

-コミュニティーを作りたいと思ったきっかけは何ですか?


寺岡「私がウェブ解析士のマスター取得したのが2011年で、ちょうど東日本大震災の時でした。私の地元が福島県いわき市で、学生がIT業界に入ったり、マーケティングに興味を持った人に講師として貢献したいと思ったのがコミュニティを作ったきっかけです。」

 

-ウェブ解析士協会もマーケッターのコミュニティですが違いはあるのでしょうか?


寺岡「大きな違いは資格の有無くらいで基本的には違いはありません。 ウェブ解析士協会は資格でつながるのですが、私が作りたいのは楽しくアイディアを出せるコミュニティなのです。例えばくだらないチャットボットを作るといった無駄な技術でも楽しく学べるコミュニティとして育てたいと考えています。」

 

なぜウェブプラを立ち上げたのか?

-2019年のウェブプラ立ち上げたきっかけとはどういったものなのでしょうか?

 

寺岡「マーケッターのキャリア形成をサポートしたいと思ったからです。そこに関連したものとして2021年キャリアコンサルタント取得しました。マーケッターの技術やスキルだけでなくライフワークのサポートをしていきたいです。既に技術やスキルを学ぶマーケッターのコミュニティはあるのですが、それ以前に「人間味のある悩み」ってあるよな、と感じていて、今後高齢化が進むと介護などで働けないといった悩みは増えていくことが予測されます。その時に使えるコミュニティにウェブプラがなって欲しいと考えています。」

まるカリ「そういった想いや背景は、きっと過去に人材業界で働いていた影響があるのかもしれませんね」


寺岡「その影響が大きいです。働いていた当初は気付かなかったですが、私がいるWeb業界は恵まれていてネット黎明期からマーケティングが生まれました。
市場規模がシュリンクすることなく大きくなり続けています。一方で人材業界はリーマンショックなどで一気にシュリンクしていて、その際に働けなくなった人を多くみてきました。女性で働きたくても育児で困難になったケースもありますが、Webマーケティングのスキルがあれば、上手く活用して活躍している方もいます。そのような働き方があるということを知ってもらいたいと考えています。」

 

まるカリ「私がマーケティングを学び始めたのが(最近)妊娠してからなので良く分かります。この次の時代を生き抜くための必須スキルですよね。」

 

ウェブ解析士マスターの仕事について

-ウェブ解析士マスターはどういったことをされているのでしょうか?

 

寺岡「ウェブ解析士マスターとしては、それぞれの個性を出すために自分の強い講座を定期的に行っています。協会側とすると、個性のあるマスターが多くいることで沢山のカリキュラムが作れます。結果として初級、上級の方がそういった講座を学ぶことでウェブ解析士全体のベースアップに繋がっているのです。ウェブ解析士マスターも教えることで更にスキルが上がるし、認知されやすくなりますね。」

 

-寺岡さんはウェブ解析士の初級、上級をどのような段階で受験されたのですか?

 

寺岡 「私は初級からマスターまで一貫で受けました。というのもそれまで地元の福島県にほとんど帰っておらず、地元に帰る時に名前よりも資格があったほうが安心感を持ってもらえると思ったからです。あと同じ地元の江尻さんが地元で学生は無料でウェブ解析士の受験ができる支援活動もされていて、それに対してサポートが出来たらなというのも考えていました。」

 

まるカリ「ご家族は喜んでくれましたか?」

 

寺岡「家族は私のことに興味がなかったのであまり反応はなかったですね。(笑)

ただ江尻さんと一緒にボランティアをしたことは自分の人生でも凄く大きな出来事でしたし、家族も喜んでくれました。当時震災の影響で水脈が変わってしまい、水が出なくなった集落があり、補助金を利用しても更に1000万円強の費用が必要でした。そこでプライベートなクラウドファンディングをして、資金と人手を集めてすぐに水が引くことが出来ました。個人的にもやってよかったと感じています。」

まるカリ「素晴らしいですね!クラウドファンディング用のサイトを立ち上げてSNSで拡散していったのですか、またどのくらいの金額が集まりましたか。」

 

寺岡「集まった金額としては700、800万円で足りない分は自力で工事をしました。最後に水が出たときはとても感動しました。」

 

まるカリ「そのエピソードは人生においても大きな出来事ですね。これからウェブ解析士の資格を取ろうとする人にアドバイスがあればお願いします。」

 

寺岡 給料が上がったといったお金の話よりも人脈作りでのプラスが大きいです。最近では未経験の人にとってのハードルも高くなりつつありますが、優しい講師もいるので安心してくださいね。

 

Part2では、ウェブプラ主催の面白マーケイベントをご紹介します。続く…

 

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