集客を目的としてSNSを運用する場合、実は企業やブランド公式アカウントは不向き

メディア集客において、SNSの公式アカウントとスタッフアカウントは用途が違います。戦略を立てる時の参考にしてみてください。 集客を目的とした運用には公式は不向きです。その理由についてお話します。

こんにちは、メディアコンサルタントのまるカリです。
今回もよくあるメディアのお悩み相談の解決編です。

SNSを始めるとなると、「まず公式アカウントを運用し始めよう!」とする企業が多いかと思います。

もし集客を目的にSNSを始めたいのであれば、公式アカウントは不向きかと思われます。なぜ公式アカウントではだめなのか?の理由や、公式アカウントの活用方法、集客にはどういうアカウントが適しているのか?について今日は3本立てでお話します。

 

なぜSNSの公式アカウントでは集客出来ないのか?

 

SNSの公式アカウントは既にそのブランドを認知している、もしくはファンが見るため

大きな理由の一つ目はSNSの公式アカウントというのは、既にそのブランドを認知している、もしくはファンが見るからです。

実際にご自身がフォローされている公式アカウントを見てみて下さい。

実際にサービスを使った事がある。もしくは、商品を購入した事があるブランドの公式をフォローしていませんか?

まるカリがフォローしている公式アカウントをTwitterとInstagramで5つご紹介します。どれも私が好きなブランドやメーカーさんです。

引用元:画像をクリックhttps://twitter.com/Yamazaki_home

引用元:画像をクリックhttps://twitter.com/calbee_PR

引用元:画像をクリックhttps://twitter.com/TDR_PR

引用元:養命酒造ハーブのお酒公式インスタグラムより リンクは画像をクリック

引用元:PRADA公式インスタグラムより リンクは画像をクリック

 

既に認知していたり、サービスを使った事があるアカウントをフォローし、最新の情報をとるのに利用する事が多いと思います。

なので、公式アカウントって本来、ファン向けのメディアなんです。
無名ブランドが0からメディアをスタートする際に公式のアカウントを作成しても集客が難しいわけです。

 

人を感じづらいので繋がりにくいという特徴 

また、一般的な公式のアカウントは、運用している人が見えづらいという特徴もあり、親近感や共感を得にくいです。
公式アカウントが伸びづらい理由はこれです。

自分のアカウントに、公式からフォローバック来て、リプ欄におはよう!とか入ってくるイメージって湧かないですよね。
公式アカウントで【らしさ】を出すのもなかなか難しいと思いませんか?

「いやいやSHARPさんみたいに、企業の公式だけど親しみやすいアカウントを上手に作っているアカウントもあるじゃない。」と言いたくなる気持ちも分かります。分かるんです。SHARPさんの運用素敵ですし、私も参考にしています。ただ、SHARPは世界的にも有名なメーカーです。先述したように、ファンに向けてのメディアとして、アカウントづくりをされているわけです。

引用元:画像をクリックhttps://twitter.com/SHARP_JP

 

なので集客を目的としている企業が、SHARPの運用のうわべを真似しても意味がないんです。そもそも運用の目的が違うんですから。
ちなみにこのSHARPの中人【 山本隆博さん】については元々マス向け広告をやってきた方ですし、ゴリッゴリのマーケティング畑でコピーライトもプロですからね。
さぁ皆さんいきなりSHARPの公式のような運用をどうぞ~って出来ます?

 

引用元:https://twitter.com/SHARP_JP/status/1681098891771674624?s=20

このセンスwwwwww

 

結論、見込み顧客をこれから集客していこう!という時に公式アカウントって向いてないんです。

お分かりいただけただろうか。

 

公式アカウントの活用方法とは?

じゃぁ公式アカウントは作らなくて良いのか?というとそうではありません。
メディアコンサルタントとして「作りましょう。」と言います。(言うんかい)

 

既存顧客やファンに向けて活用

SNSの公式アカウントは既存顧客との信頼関係構築や、クロスセルやアップセルなどを目的とした運用に向いています。

※クロスセルとは関連商材も購入してもらい顧客単価の向上を行うこと。
※アップセルとはグレードアッププランや商材を購買してもらうことで顧客単価の向上を行うこと。

例えば、

・既存顧客やファンとの交流やコミュニケーション
・顧客やファンからの問い合わせへの回答
・キャンペーンやイベントの告知
・プロモーションやセールの情報発信
・ブランドのイメージを高めるためのコンテンツの発信
・商品やサービスに関する提案や活用法のアドバイス
・トレンドや業界ニュースに対するコメントや意見の発信
・企業のブランド価値を高めるための投稿

 

など既存の顧客やファンに向けて活用すると効果的だと思います。

メディアを活用して集客した後、商材を実際に体験しファンに対して、アウターメディアとしてSNSの公式アカウントを利用します。
メディアグロースモデルで 図解すると黄色い四角の部分です。

 

メディアグロースモデルについて知りたい方はこちらを先に読んでください。

 

メディア集客の外観メディアとして活用

運用工数を考えても何とか、集客にも活用したいという事であればブランドの外観(世界観やイメージを伝える)手段として利用してみるのはいかがでしょうか?
その場合はSNSの公式アカウントの他にそれを見込み顧客に届けるための媒体や手段が更に必要です。

 

この場合は、対面で名刺を交換した人がその人のブランドをInstagramで世界観を見て、そこからnoteコンテンツを読んでECサイトで購入するという設計の導線です。

 

結論、集客にはどういうSNSアカウントが適しているのか?

結論、集客するにあたっては、じぶんメディアを作ることをオススメしています。

じぶんメディアって何だ?って感じですよね。

オウンドメディアの自分バージョンだと思ったら理解しやすいでしょうか?

社内であれば、個人やスタッフのアカウントを作るということです。

このじぶんメディアのデジタル=SNSを、デジタルな名刺として使って、信頼関係を構築し、見込み顧客の課題解決となるコンテンツを届けて行きます。
あなただからお願いしたい、あなたのオススメだから買いたい!という状態になってLPやECサイトに着地するのが理想です。

良いモノが安く溢れているこの時代に誰から買うかっていうのは凄く大事な要素になりますよね。

コンテンツを読んで、価値を感じて納得した人だけが購入するような設計を作ります。そうすると、その先もファンやリピートが生まれやすいです。
なので集客する際にはじぶんメディアの(スタッフ)アカウント+公式アカウントで用途分けするのがオススメです。

 

運用工数がない、という時はスタッフアカウントからの方がメディアコンサルティングとしてはオススメです。

 

【SNSの運用】個人アカウントと企業公式アカウントを分けて使う活用事例

 

【ちょっと告知】

「うぇー、じゃぁスタッフアカウントを育成していきたいけど、誰が育成すんのよ、どうやって運用するん」と思ったあなた!
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