コミュニケーションの悩みは誰しも持っているものでしょう。
社内でバイト先で、友人でコミュニケーション能力が高い人を見ると、
羨ましいなと思ったり、憧れる事ありますよね。
今回は、企業で人事を7年経験した私が採用面接などを通じて感じた「コミュニケーション能力高いな」と感じたポイントについてお話します。
意外と簡単なことを行うだけでコミュニケーション能力が高くなります。
これを読んで、面接やプレゼンで試してみてはいかがでしょうか?
目次
コミュニケーション能力が高いとはどんな人?
コミュニケーション能力は数値化できるものではありません。
全てコミュニケーションを取った相手からの評価のみとなります。
コミュニケーション能力が高い人を簡単に言葉にすると以下のとおりです。
・話しやすい
・話が分かりやすい
・もっと話したい
ではどのようにコミュニケーションを取れば良いかをお話していきます。
相手に興味を持つこと
まずは相手に興味や関心があるなしでコミュニケーションの質は変わってきます。
そもそもコミュニケーションとは
・社会生活を営む人間の間で行われる知覚・感情・思考の伝達。
・(生物学)動物個体間での、身振りや音声・匂い等による情報の伝達。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
と記されています。
コミュニケーションを取るには相手が考えていることや何をして欲しいかなどを読み取らなければなりません。相手のことを知らないまま見当違いの話を続けても一方通行の話になるだけでコミュニケーションが取れているとは言えません。
またコミュニケーションを取る相手も自分をよく知ってくれている人に対して好印象を持ちます。
例えば初対面で事前に相手のことを調べたり、人から聞いたりすると共通の話題などが見つけやすいですよね。また事前に調べたりすることは相手に対して興味があることのエビデンス(証拠)となるため好印象を与えます。
最初に好印象を与えれば相手は心を開きやすくなり結果として円滑にコミュニケーションが取れるようになるのです。
雰囲気作りをする
コミュニケーション能力の高い人は意識的・無意識は問わず相手との距離を縮めることが上手いです。
また距離を縮めるために話しやすい雰囲気を作りをしながらコミュニケーションを取っています。
具体的には以下のようなことをしています。
ミラーリング
相手に合わせて姿勢や動作を変えることです。
鏡のようにすることで相手に安心感を与えます。
やりすぎて相手にバレないように気を付けてください。
ページング
喋る速さや口調を相手に合わせることです。
会話のリズムが近くなるので話を聞きやすくなります。
相手に合わせることでなぜ距離を縮められるのかと言うと、人間は自分と似ている人に好意を持ちやすいからです。
例えば初対面で出身地が一緒だったり、趣味が一緒、好きなアーティストが一緒など共通点を見つかるとうれしくなりませんか?
またそこをきっかけに話が盛り上がり仲良くなことは多いです。
それに加えて相手との動作や口調が合わせられると一気に信頼関係が築けるのです。
聞き上手
コミュニケーションに悩む人の多くは話すのが苦手と思いがちです。
しかしながらコミュニケーションは相手との意思疎通、会話をキャッチボールすることなので聞く能力が高くなければなりません。
「聞くくらい誰でも出来る」と思うかもしれませんがコミュニケーション能力が高い人は会話を広げる3つのポイントを抑えています。
(1)相槌、頷くことで相手にもっと喋らせる
うんうん、へぇー、それで、なるほど、など相手の会話を止めることなく次に進めるのが上手い人は話さなくても会話を広げてくれますよね。
トーク番組のMCの人は相槌がとても上手いです。普段自分のことを話さないことが多い俳優やスポーツ選手の話を上手く引き出しています。
(2)相手との共通項を見つけて話を広げる
先ほども話しましたが共通項を見つけると話が弾みます。会話の中から自分と共通する部分を抜き出し広げていけばすぐに盛り上がるでしょう。
(3)相手の興味があることについて深く入っていく
聞くことが上手な人は今相手が何を喋りたいかを読み取ることが得意です。相手も興味あることであれば話が弾みます。
どれも、相手に関心を持って聞けば簡単に実践できます。
自分から話すことが苦手でもコミュニケーション能力を高めることは出来ますので試してみてください。
比喩表現を使える
比喩や例え話を使うこともコミュニケーション能力が高い人の特徴です。
自分の言葉だけでなく他人の言葉や体験などを織り交ぜて話すと格段に説得力が上がります。それまでは言葉だけを伝えているだけですが例え話をすることで頭の中にイメージさせることが出来ます。
イメージが出来ると話を分かりやすいと認識するのです。
ただしこういった表現を使うには例えるための知識が豊富に無ければいけません。
個人的にお笑い芸人は例え話を使った話し方がとても上手いので参考にさせてもらっています。
特にそう思うのは「くりいむしちゅーの上田さん」「南海キャンディーズの山ちゃん」です。
鉄板ネタや話題を仕込む
これもコミュニケーション能力が高い人がよく使っています。
もっと話したい、また会いたいと思わすためには印象に残すようなネタや話題を必ず準備しています。
逆にコミュニケーションの苦手な人は準備をせず本番に臨み、失敗することが多いです。
仕事のプレゼンテーションでもしっかりと資料を調べて本番を迎えると思います。
人とのコミュニケーションについても同じです。
では具体的に何を準備したらよいかと言えば、初対面で必ずすることになる自己紹介で以下のことについて準備しておくと良いでしょう。
・名前(ニックネーム)の由来、エピソード
・インパクトのある失敗談
・特技、趣味
まとめ
一つ一つは難しいことではありませんので自分に取り入れやすいものから実践していくことで少しずつコミュニケーションを取りやすくなるでしょう。
一番ポイントは「相手」のことを考えるに尽きます。
コミュニケーションは自分ひとりで高めることの出来ないものですのでいかに相手の立場に立って考えるか、相手の心情を読み取ることが出来るかが重要になります。
また経験することでステップアップしていきますので殻にこもらずにチャレンジして自分なりのコミュニケーションを身につけましょう。