スーパーで発見した焼酎を見て、思わず二度見したこちら。
ちょっとお聞きしたいんですけどね……
元カノのが価値が高いもんですか? pic.twitter.com/FOosNLxNTR
— まるカリ🌎メディアコンサル(ギルドの協会代表) (@oihito) November 21, 2024
もとかのが100円高い…。(笑)
調べてみると、同じシリーズに「となりのおくさん」もあるとのこと。実際に飲んでみた感想と、忘れられないこの話題の作り方や戦略について考察してみました。
さつま無双の背景
鹿児島の代表的特産品「焼酎」を、全国や世界に広めるため、昭和41年に県や市、各機関の要望のもと誕生したのが「さつま無双」。
その名前は、「鹿児島にふたつとない焼酎」を意味し、一般公募によって決定されました。
今日では、県内外で愛される焼酎メーカーとして、その名を広めています。
目次
いまかの・もとかの とは?
さつま無双が手掛ける本格芋焼酎の姉妹商品。それぞれ異なる個性が光ります。
いまかの
- 原料: 白豊芋(皮も肉質も白い芋)
- 特長: 軽やかな香りと白麹でキレの良い甘み。すっきりとした飲み心地が魅力。
- 「朝まで呑みたくなるほど」の軽快さが楽しめます。
👉 詳細はこちら:いまかの公式ページ
もとかの
- 原料: 鹿児島県産の黄金千貫
- 特長: 甕貯蔵の深いコクと、黒麹ならではのとろりとした旨み。柔らかい甘みが広がる味わい。
- 「もう一度味わいたくなる」深い飲み心地が特徴。
👉 詳細はこちら:もとかの公式ページ
朝までいたい「いまかの」と、また会いたい「もとかの」…
白い(麹)いまかのと、黒い(麹)もとかの この辺りのストーリーの作りこみも唸らされますね。
対照的なテーマがストーリー性を生み、ついつい誰かに話したくなる魅力があります。名前だけでなく、味わいやデザインにもその遊び心が現れています。
話題の作り方がうまいポイント
ネーミングセンスの秀逸さ
「いまかの」「もとかの」という名前だけで、好奇心をくすぐり、会話を生む仕掛けになっています。
この名前を活かした飲み方提案「修羅場」(1:1で割るブレンド)もユーモアがあります。
撮りたくなるパッケージデザイン
レトロで繊細な和紙ラベル、そしてほんのり色っぽいイラスト。SNSで「これは何?」と話題になりやすい、印象的なビジュアルです。
いっぱいある中から選べるっていう楽しさもあります。
なんだか、この少し幸薄そうな繊細なイラストが目をひいて思わずくぎ付けされました。
消費者体験まで設計している
「いまかの」の軽やかさと「もとかの」のコクをブレンドした「修羅場」という新しい飲み方の提案もそうですが、
「いまかの」と「もとかの」の二つの違いを作る事で違いを感じるための飲み比べをしたり、ブレンドの配合を変えたり、ソーダで割ってみたり、色んな飲み方を試したくなります。
そして、「俺は元カノロックかな…」とか「私はしゅらばが好き」など交流が生まれ、会話が弾むイメージも湧きます。
芋焼酎の美味しさをどうやって知って貰って、どんな風に楽しんで貰おうかという商品開発の工夫が感じられてとても愛ある素敵な戦略だと思いました。
ただ、話題にするのではなく、飲んだ人がどんな風に盛り上がってくれるか?までイメージしている所が凄いポイントです。
尚、我が家では「もとかののほうが好き」という旦那の発言が物議を醸しています(笑)
2人でグラスを交換しながら飲み比べてしゅらばも味わいました!
旦那は鹿児島人なので、芋焼酎は色んな種類を飲んでいましたが、芋焼酎を混ぜるという発想に度肝を抜かれました。
→まるカリがスナックをやっていたら100%置きますね。
SNSでの口コミが発生する
しっかり話題を設計出来ていれば、SNSやリアルで口コミが起きやすくなります。
メディアデザインマップを使って解説▼ 直接集客
見込み顧客が私です。お酒が好きで、何か面白い話題はないかな?と探しています。
そこにいまかの・もとかのというネーミング、更に飲み方提案で1対1で割る修羅場という飲み方提案もキャッチ―で面白い。これは刺さります!
購入も、飲み比べたい!という気持ちが生まれ2本買いしてしまいました。
メディアデザインマップを使って解説▼ 外部インフルエンサー集客
「いまかの」「もとかの」を飲んだらそれを投稿し、更に興味を持った人と交流したり、𝕏でバイラルが起こっていきます。
旦那が面白そうと買って、飲み比べてた結果を発表します🍠࿐✩
『……僕は元カノの方が好き』
さつま無双㈱のマーケティング担当者様はバッチリ戦略成功してると思います✌️
この焼酎はとなりのおくさんシリーズからスタートしてるらしい‼️
飲み方提案もセンスあって激アツ🔥 https://t.co/iYc4llFboT pic.twitter.com/sJNLBgGFfA
— まるカリ🌎メディアコンサル(ギルドの協会代表) (@oihito) November 24, 2024
ということで、商品を開発する時に、名前にもこだわっていくの大事ですね。
名前を工夫するだけで、話題を作って行くことが出来るという良い事例だと思います。
興味持ったら、是非一度飲んでみてくださいね。スーパーだと一本1200円前後ですので。お手頃です。
誰かと一緒に飲んで好みを語り合いたくなるのが「いまかの」「もとかの」の特徴です!
オンラインストア 20歳以上↓
ではまた次回。