メディアコンサルのまるカリです。
私の友人にも、過去コンサルティングしたクライアント様の中にも広報の担当者の方は沢山いらっしゃいます。
皆さんそれぞれに悩みを抱えているようです。
広報の役割りは今回は大きく捉えてメディアを通じて、情報を伝え、組織や個人の目標を達成するため動いている人たちとこの記事では定義してその方たちに向けて書いていきますね。
社内でオウンドメディアを運用してる担当者、本業の合間にSNSやってよと言われたスタッフ、営業なのにプロジェクト的に企業SNSアカウントを任された方も広報担当者として入れています。
なぜ今回こんなテーマで記事を書いているのかというと、
広報のお悩みというのは、本来見込み顧客に向けてどう発信するか?やどんな情報を効果的に出すのか?など社外に対するマーケティングのお悩みが多くなるはずなのですが、
実は企業の広報担当者のお悩みで多いのは社内でのコミュニケーションがとりづらい環境や、理解されないことや、予算の承認がおりないなど、うまく立ち回りしづらい現場でメディアを運用している事にあります。
もっとお客さんに向けて時間を使いたいのに社内政治に巻き込まないで~が本音です。
目次
広報担当者のこれが本音!お悩み5選
ケース1上司と方向性が合わない
上司が考えている事の意図の汲み取りが出来ていないという可能性もありますが、
単純に上司がメディアの化石のような知識で分かったような事を言ったりしているのではないですか?
ちょっとずつ見込み顧客と信頼関係を築きたいのに広告打ってと言われたり、そもそも上司が方向性見失っているのに、業務だけ任されて何をしていいか分からなくてパニックみたいな状態になっていませんか?
/////////あるある劇場/////////
上司「うまいことバズらせちゃってよ」
広報「うまいことって…」
上司「なんかさ、ほらインフルエンサーとか使ってコラボしたらいいじゃん?」
広報「例えばうちとコラボして相互にブランド価値が上がるのはどんなインフルエンサーですか?」
上司「・・・。」
広報「もうひとつ、バズったら何なんですか?…で?目的は?」
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ケース2予算がおりない
今やっていることが何に繋がってどうなっていくのかオウンドメディアを運用したりいイベントを企画したりSNSでキャンペーンをやったりしていない人たちには見えません。
その為稟議が通らない、予算がおりない。新しくこんな企画をつくったのに承認されない。みたいな事もあると思います。
メディアの重要性がそもそも伝わっていないのかもしれませんし、メディア運用に工数がかかる事さえ分かっていないのかもしれません。
/////////あるある劇場/////////
上司「え?ブログ?無料のサーバー使えばいいじゃん。SNSアカウントも無料でしょ?」
広報「そうですけど、今度イベントで価値提供しながらインスタを連動させた企画を…」
上司「あー無理無理。まずはさインスタ1万人にしてよ。ねっ。予算はそれからね」
広報「あのインスタが1万に突破して好調なのですが、取材で●●に行きたいんですけど…」
上司「え?ねぇーそれよりYoutubeやらない?無料じゃん」
広報「(※アカウント開設が無料なだけで無料じゃないから!!!)寝言は予算組んでからにしてくださいね」
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ケース3結果をすぐに求められる
これもお互いの相互認識の甘さから起きることですが上司の求めているハードルがぐーんと高くなっていて現場が疲弊するケースです。
特にメディアの運用は長期戦になるのですぐに結果が出ない(でも価値があること)というのが伝わっていないと
効果のない施策として切られてしまう可能性もあります。
/////////あるある劇場/////////
社長「コンバージョン今どれくらい?」
広報「初めて3か月で既に先月10件獲得しました!」
社長「たったの10件?200件目指しているんだけど、後1カ月で達成してよ」
広報「目標は分かりますが、無理くり頑張るのと、無茶な要望は違います。」
社長「じゃぁもういいや…」
広報「ちょっ社長!!メディアの育成は時間かかるんです(これって凄いことなんですよぉぉぉ)」
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ケース4人によって言う事が違うし何をしていいか分からなくなる
全体を見ながら指揮をとる人がいなかったり、施策ごとでアドバイスする人が違う場合も起こります。
方向性をカチッと決めていないとブレやすいし、このような事が起こりやすいです。
何も分かってない人だとしても良かれでアドバイスしているので、本来お客さんに対して使う脳みそを社内政治に使う事になります。
/////////あるある劇場/////////
上司A「フォロワー増やして、とにかくDM送りまくって数いって報告してね」
広報「はい(そのやり方はどうかと思いますが…)」
上司B「SNSはちゃんとリプしながらお客さんとコミュニケーションとってファン作ってじわじわやってこう」
広報「はい(それがいいかも)」
上司C「ちょっとー直接お客さんにリプ返すのコンプラ的にまずいよ~炎上したらどうすんの?」
広報「はい(どないせーちゅうねん)」
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ケース5社内で孤立しがち
新しい事にチャレンジする事が多く、理解者が少ないのが広報担当。
社内の人に共有する暇なんてないくらい忙しいのが広報担当。
その為どんどん社内で孤立した存在になっていきます。
地方では興味がないのでスルーされたり、まだまだアナログなやり方に固執する人が多くて浮いてしまうようです。
/////////あるある劇場/////////
お局A「まぁたあの子携帯触ってる」
お局B「仕事してんのかしらね?」
お局A「ねーー」
広報「(SNSやってるんだけどな💦)」
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まとめ
当てはまるケースありましたか?
これらの原因はコミュニケーションがうまくとれない事が問題です。
次回はメディア戦略やメディアの重要性を上司に理解してもらったり、うまく広報として動くためにどうしたら良いのかの課題解決編です。
あるある、分かる分かると思ったらSNSに是非コメントくださいね。
それでも企業にとって大事な大事なお役目を預かっているわけですので…。
広報担当者頑張ろう!オ―――