メディアコンサルのまるカリです。ゴールデンウィーク中、なかなか一人の時間が作れず、家事育児に明け暮れていました。
そんな時、娘がお菓子作りがしたいと言うのでどうせなら子どもが作っても失敗しないものが良いなと思い色々考えた結果カヌレを作ってみました。
簡単そうだと思って作ってみたものの、1回目は食べれるようなものではなく、2回目からやっと食べれるものに、4回目にしてようやくカタチになり、5回目で4回目を再現できました。
今回の記事はカヌレ作りのレシピではありません(笑)
お菓子作りをしながら改めて感じた再現性の重要性についてを書いてみたいと思います。
皆さんの仕事にも必ず当てはまると思うので是非最後まで読んでみて下さい。
目次
カヌレ作りでビジネスにおける再現性の重要性を学ぶ
カヌレを作ってみた
(次の章まで読みとばしても大丈夫w)
お菓子作りにはレシピがあります。そこには材料と工程と完成図が必ずあります。
完成図を目指して、材料通りに作って行きます。
大雑把なまるカリですが、失敗したくないので、一応しっかり計量してレシピ通りに作って行きます。
古い友人のパスティッチェーレが言ってた。#お菓子は化学
オリジナリティーとかの前に基本の型をレシピ通り作ることが求められるんだって。
まぁプロは、何でもそうだよね。
基本の型を知って、応用していくのと、最初からオリジナルで行く人は、全然違う🤭
— まぁるいカリスマ🌎メディアコンサルタント (@oihito) May 7, 2023
1回目米粉のレシピでやってみる
ところが!1回目のレシピは大失敗。
米粉のレシピだったのですが、型に入れた生地が沈んでしまい、カヌレの先端がモチモチで、下側がプルプルになって分離してしまいました。
失敗:米粉が重く、沈殿してしまったため。
どこで失敗したのか、レシピがあれば仮説を立てます。レシピ通りに進めていたのであれば工程表にない部分をミスしている可能性が高いです。
分離している事から生地で粉が沈殿してしまっていたのでは?と仮説を立て小麦粉のレシピに変更してみました。
2回目小麦粉のレシピでやってみた
次に小麦粉でやってる人のレシピでチャレンジしました。
次は、型に生地を入れ過ぎてしまい、型からカヌレが溢れましたw
左手前の子は逃げ出そうとしてますw
失敗:生地を型に入れ過ぎてしまったため
次は、型に生地を入れ過ぎてしまい、型からカヌレが溢れましたw
オーブンの温度をレシピ通りにすると急激に熱くなりすぎてしまい爆発します。
生地を常温に戻す工程を省いたのも失敗の原因かと思います。
その他も色々調べてみたら、グルテンがまだ落ち着いていなかった可能性も高いです(生地を寝かし不足)
3回目小麦粉のレシピで型に入れる量を変える
次は、型に生地を入れ過ぎないように7分目にして作りました。生地も先ほど焼いたものから更に5時間寝かしているので、今回はまぁまぁ成功したように思います。
しかし食べてみたら…
失敗:ラム酒の入れ忘れ
生地を寝かすのに時間を使い過ぎて、ラム酒入れていないやんwww
ただのモチモチのプリンパンでしたw
4回目ラム酒を入れる&生地をこしてみる
ここで初めて成功しました。
前回はバターとはちみつを型に塗らずに作ったので面倒くさがらずにその工程もいれてみました。
そうすると外側がある程度こげ茶色になってつやっとして、中はモチモチに仕上がりました!
好評過ぎて家族に食べられてしまい写真はないのでフリー素材www
※ちなみに今回はDAISOの200円のカヌレ型でチャレンジ。
最初から高額の材料や金型を揃えたりしません(なぜならば飽きたり失敗する可能性もあるから)
なので小さくチャレンジしてうまくいったら高いモノをそろえて行くスタイルです。
5回目は4回目と同じレシピで成功
生地の分量を倍にして、同じレシピの作り方でやってみたら成功しました。
つまり成功をもう一度再現することが出来たわけです。
2.5日で5回カヌレチャレンジしました!
基本さえマスターすれば、ココア味やミルクティー味のカヌレにしたり、リキュールを変えたり、砂糖をはちみつに変えたり、アレンジも少しずつ出来るようになるわけです。
自分で応用したところもメモしながら作って行きます。
レシピ(工程、プロセス)があるからこそ、どこで失敗したのか仮説を立てて、もう一度チャレンジできるわけです。
お菓子作りって奥が深いなぁ…。
(カヌレ)お菓子作りからの気づき!!
基本の型に忠実に
何もないところからスタートするのは難しい。やはり基本の型があるとチャレンジしやすい!
ということ、みんな0からはなかなかできない。
いきなりオリジナルかますと失敗。
まずは基本が出来たら応用するのがベター(応用の仕方が分かる)
プロセスを残す事の重要性
図解でも文章でもとにかくプロセスを記録し、残す事が再現性を持たせるために大事。
今回カヌレ創りながらオーブンの温度や分量などメモしておいたのでそれが良かった。
レシピを残しておかなければ、自分以外は誰も作れないという状態に。
実践しながら試行錯誤する
頭で考えるよりもやってみて学ぶこと気づく事が多いので手を動かしてみる事がオススメ。
型にいれる分量は型によって違うからレシピには書いてなかった。(分量が多いと熱の入り具合が違って焼きむらが出来る。)
レシピを見てまずやってみると他のレシピを見た時になぜその工程が必要なのか?の理解度も変わります。
再現性がある事のメリット
成功をもう一度つくれる
うまくいった。それを何度も繰り返す事が出来るのが一番のメリットです。
自分以外の人でも出来る
例えばパティシエの簡単に作れるレシピを真似して、色んな人が同じように作れているということは再現性があるということです。
再現性があるということは広がりを持たせることが出来るということです。
事業を拡張していくうえで再現性というのは非常に重要です。
稀にスーパースターのような存在がいます。誰にも真似出来ない逸材で且つ、感覚的にやっていると、再現性がなく、継承出来ません。
天才的な技術や頭脳を持っていても、ビジネスで広がりを持たせる事は残念ながら難しく、その人が個人で出来る範囲にとどまってしまいます。
それに比べて、マクドナルドのハンバーガーを作れる人は世界中に何万人もいます。
なぜならバンズを焼く時間も野菜とパテを乗せる順番もバーガーをペーパーで巻くやり方も全て決められているからです。
誰がやってもうまくいくレベルまで再現性を高めているわけです。なので失敗しませんし同じ味を世界中で提供することが出来ます。
再現性が大事だと改めて思います。
まとめ:結論再現性を持たせるには?
何でもレシピを残しておくことです。
例えば私はメディアコンサルの仕事をしているので、メディア集客のプロセスを図解して残して再現性を持たせた集客をサポート出来るようにしています。
※メディアデザインとはメディア集客の戦略を俯瞰で可視化したもの
みなさんの仕事はどうですか?
人の育成であれば、業務フローのマニュアルのようなものかもしれないし、
考え方を伝える秘伝の書(?)的なものかもしれないし、
OJTや育成カリキュラムがあるかもしれません。
自分のやっていることに再現性を持たせて誰かに伝えられるのか?是非一度考えてみてください。
おまけ
ちなみにカヌレのレシピはこれ。
金型だともっとバリっとしそうで欲しいけど…どうしようかなw