成果よりプロセスが大事ってそれホント!?

メディアコンサルのまるカリです。 成果よりプロセスが大事って本当でしょうか? 私たちがビジネスを進める中で、「成果」に目を向けるのは当然のことです。 特に会社を経営していると、数字がどれだけ重要かを痛感します。しかし、ふ

メディアコンサルのまるカリです。

成果よりプロセスが大事って本当でしょうか?

私たちがビジネスを進める中で、「成果」に目を向けるのは当然のことです。

特に会社を経営していると、数字がどれだけ重要かを痛感します。しかし、ふと思うのは、成果だけを追い求めることで、本当に自分たちが目指している目的やビジョンにたどり着けるのかということです。

 

例えば、私はよく「趣味はダイエット、特技はリバウンドです」と自己紹介しています(笑)。

ダイエットの世界でも、数字にコミットして我慢するだけならそんなに難しくありません。

食事を極端に制限すれば、短期間で体重を落とすことが可能だからです。

でも、その過程で筋力が落ちたり、免疫力が低下したりしてしまえば、健康的でいたいという本来の目的を達成することはできません。

体重という「数字の成果」に囚われすぎて、プロセスを軽視すると、結果として長続きしないどころか逆効果になることさえあります。

ビジネスもこれと同じではないでしょうか。叶えたいビジョンや目的があるからこそ、そのための成果を出したい。その成果に至るプロセスが健全で、目的と一致しているものであることが重要です。

 

 

成果だけを追う危険性

プロセスを無視して、成果を追い求めることで、目標を達成したように見えることがあります。しかし、そこにどんな危険が潜んでいるでしょうか?

 

無理が祟る

成果にコミットするあまり、無理な営業ノルマを設定したり、過剰なコストカットを行ったりするケースがあります。

例えば、飲食店で利益を上げるためにサービスの質を落とした結果、リピーターが減り結果的に集客に困ってしまった。

目先の数字に囚われすぎると、ビジネスの土台そのものを壊してしまう可能性があります。

 

継続性が失われる

プロセスを無視して成果を出すと、継続が難しくなる恐れがあります。

ダイエットの例でいえば、短期間で体重を落としても、その後リバウンドしてしまうのと同じです。

ビジネスでは、無理な売上目標を達成した後に、従業員が疲弊し、モチベーションを失ってしまうことが考えられます。

 

本来の目的を見失う

数字ばかりを追いかけていると、なぜその成果を目指しているのかという根本的な目的を見失ってしまいます。

例えば、長期的にファンを育成して、ブランドを共創していきたいと思っているのに、数字達成が優先されるあまり、プレンゼントのばら撒きキャンペーンで、ブランドの価値を下げ、メリット重視のお客さんばかりをとってしまうなど。

ビジネスの世界では、信頼が非常に重要です。たとえば、過剰な値引きや強引な営業で短期的な売上を上げても、顧客からの信頼を失ってしまえば、リピーターが減少し、長期的な利益に悪影響を及ぼします。

 

目的に立ち返ろう!

・事業をやる目的

・商材を売る目的

・商材が提供する価値

 

売上を上げる事で、利益を上げる事で、関わる人全員がどんな状態になるのかイメージしてみましょう。

そう考えると、どんなプロセスを踏むかは大事ですよね。

 

 フィードバックを貰おう

 

成果だけでなく、プロセス(取り組みや工夫について)も振り返りを行いましょう。

事業の目的に沿ったプロセスだったか?適切なプロセスを踏めていたのか?

どこがうまくいっているのか?もっとうまくいくにはどうしたら良いのか?

ネガティブだけではなくポジティブなフィードバックもあって良いと思います。

マネジメントと現場、チームで双方向に、上司と部下、コンサルなど外部の視点から、

なるべく客観的なフィードバックを貰えると良いかと思います。

プロセスを評価されることはモチベーションにもつながると考えられるので良い事尽くし!

 

まとめ

成果とプロセスのどちらが大事かという議論はありますが、両者は決して対立するものではありません。

むしろ、プロセスを大事にすることで、より良い成果が生まれるのです。

ダイエットでもビジネスでも、本当に大事なのは「持続可能で、健全な方法」で目標を達成すること。

それが結果的に、叶えたいビジョンや目的を実現する近道ではないでしょうか。

特に数字を追いかけているタイミングは見失いがちなので、是非事業の目的に立ち返ってみてください。