今回は大宮会で知り合ったサラリーマンコンビの天王寺のるかそるかさんからご縁を頂き、インタビューする運びとなりました。
ご紹介頂いた、せら課長にも厚く御礼申し上げます。
このメディアでは、普段じぶんがメディアとなって活動する面白い人たちを取り上げています。
過去インタビューはこちら▼
https://guildproject.com/column_cat/interview/
目次
自己紹介
まる「ではまずは、自己紹介お願いします」
のるか「じゃあ僕の方からしましょか。」
まる「面白いとかボケとかなくて普通で大丈夫ですよ」
のるか「大阪生まれで、実家自営業で、昔喫茶店で今はスナックやってます。社会人になって東京に来て、今の会社に入社。はじめに人事配属で、新卒採用から給与労務を経て、今は社内システムの担当をしてます。」
まる「ありがとうございます!そるかさんも自己紹介お願いします。」
そるか「ほんまにボケなしの普通やったな。」
のるか「ええがな、次はよ言うてや。」
そるか「大阪の阿倍野で生まれました。4兄弟の長男で、男兄弟が3人、妹が12歳年下でいます。弟2人はパーソナルジムを経営していて、母がそのビルで美容サロンを開業しており、そこでたまに脱毛してもらったりしています。大学まで関西にいて、社会人になってから今の会社で営業を2年やり、人事に異動して8年目になります」
のるか「普通やないか。」
まる「お笑いの教科書の1ページ目みたいなノリをありがとうございます。」
コンビ名の由来とネタのインスピレーション
まる「さて、お二人とも大阪出身なんですね。天王寺も近いし、そこから来てるんですかねコンビ名。」
のるか「コンビ名の由来は、、、コテコテの関西漫才師のような名前を意識してたってのがあって、地域と繰り返し言葉を取り入れたかったんですよね。」
まる「海原はるかかなた、とか青空球児・好児 師匠みたいな…」
そるか「まさにそう。いちかばちかみたいなネーミングも出ました」
まる「天王寺のるかそるかが決まって、どっちが【のるか】でどっちが【そるか】かもすっと決まったんですか?」
のるか「こいつの視点が斜めってるっていうか、クセがあるんで確実に【そるか】やなみたいな感じですぐに決まりました。」
まる「クセというと?」
のるか「なんていうか、そるかは妙な拘りがあるんですよ。ルーティーンとかそういうの崩されるのが嫌いなタイプで」
まる「おぉそうなんですね。飲んだ時の雰囲気は柔らかかったですけど」
そるか「まだそんなにまるカリさんに出してへんかもやけど、結構世の中に対するアンチテーゼというか。ちょっと【へんこ】なとこがあって。」(へんこ=関西弁で偏った思考)
まる「例えばどういう時にそう思います?」
のるか「これが、ぼくらのネタ元みたいな感じなんですけど。」
まる「聞かせてください」
そるか「いや、例えばね、せっまーい道で、車運転して徐行で通ってる時にカップルが横並びに歩いてたとして、それに気づいたカップルがすッて間を割って離れるんですけど、それでは道幅は変わらへんと。縦になれ縦に!!1列に並べよ!とか思っちゃうんですよね」
まる「(笑)なるほど、他もあります?」
のるか「ピーマンの肉詰めとか…」
まる「ピーマンの肉詰め…?何か問題あります?」
そるか「いやピーマンに肉詰めてるやん!!!ピーマンの肉はピーマンやし、そもそもピーマンの身を肉とは言わんし…。細かいんですけど、気になるんです。」
まる「やばい奴や!!!まぁ確かに分かります。豆腐と納豆は漢字逆やろ!みたいなことですね。豆を腐らせたのが豆腐(なっとう)で、豆を型に納めたのが納豆(とうふ)やんっ!とか思いますよね」
そるか「ちょ、例えで上いくんやめてもらっていいですか?」
のるか「日常のそういうんがいっぱいあって、それを掘り下げてくみたいなネタです。僕はあんまりそういうの気にならないんで、どういうこと?って内心まじで思ってます。」
まる「ネタは一緒にそういうのを会話しながら広げて作ってるんですね」
のるか「まぁ、相方の日常の違和感をぼくがひたすら聞いて掘り下げていく、みたいなのが基本のネタのスタイルなんですけど」
そるか「ほんと、私生活は相方ボケボケで、電車乗り間違えたりとか、鍵失くしたりとか普通にするんですけど、考えられないんですよ、僕からしたら」
まる(笑)
のるか「鍵をどうやったらなくさないか、だけでネタ作ったもんな」
まる「でもツッコミはのるかさんですよね」
のるか「そうです。そるかが極端に鍵を失くさない方法を考えてきて、それに対してツッコムっていうようなカタチです」
二人の出会いと、サラリーマンコンビを組んだきっかけ
まる「お二人の出会いは同期という事ですが、初対面はどんな印象でした?」
のるか「なんていうか、同じ寮に住んどったんですけど、コイツがむっちゃイキリ散らしていて、絵に描いたような大学生が社会人になったような感じ。よー喋るけど、心を開いてへんなーってタイプでした。」
まる「言われてますけど…」
そるか「まー、かなり尖った人間で、なんか、俺はお前らとは違うみたいな一匹狼風吹かせてました。同期と仲良くなるつもりも一切なかったですし、当時。」
まる「逆に、のるかさんの印象はどうでした?」
そるか「第一印象は、のるかは真面目そうで、同期を仕切っている感じがありました。」
まる「のるかさん側は第一印象があまりよくなかったわけですが、いつから仲良くなったんですか?」
そるか「寮がなくなったのが大きいかな。相方が期間限定出張で大阪に行くことになり、その間東京はおらんので、『住まわせてや。』と一緒に住むことがきっかけでまぁ仲良くなっていった感じです」
まる「コンビを組んだのはいつですか?」
のるか「コンビを組んだのは偶然です。先輩の結婚式の二次会で余興を頼まれたのがきっかけで、住み始めたタイミングと重なり、この二人でやるのがいいやろと思って。」
まる「なんとなくピンと来たというか」
そるか「呼吸というか間みたいなものがあってたので。」
まる「初舞台は何をしたんですか?」
のるか「初舞台がコテコテの上方漫才でした。」
そるか「また、結婚式の二次会の余興って、その時はほとんど同僚しかいない状況で、ウケるに決まってる中で、後にも先にもない位、大ウケしたんです。それで調子に乗って、勘違いしてコンビが始まりました。」
まる「めちゃめちゃ可愛いじゃないですか・・・。 なんなんすかそれ。キュンとしたのは私だけ?www」
サラリーマンコンビとは?お笑い芸人なの?
まる「 どんなお笑い芸人を目指していますか?」
そるか「お笑い芸人というより、お笑いにも貪欲になりながら、それだけに縛られず、男性二人のユニットとして幅広くやっていってもいいかなと思って色々活動しています。」
まる「のるかさんもですか?」
のるか「そうっすね…お笑いはめっちゃ好きだし賞レースも出たいとは思ってますけど、サラリーマンで漫才やってる人も今やM-1の予選にうじゃうじゃいますしね。ラジオやMCや漫才もやるっていう需要があるのであればやっていきたい」
まる「コンビとして、マルチに活躍していきたいって感じですか?」
そるか「サラリーマンという武器は使いたい。僕らしか出来ない立ち振る舞いがあると思ってます。今やっているラジオも、楽天の広報の方とお話出来たりとか、それはサラリーマンやってたからやと思います。」
まる「前に賞レースの漫才ネタは難しいって言ってましたよね」
そるか「賞レースっていうのは、もうある程度型があるというか間を削っていかに面白いワードでボケを詰め込むかじゃないですけど、割とボケの数が大事というか。もちろん結果欲しいので頑張りますが、僕ららしさを出すのが結構難しいんですよね」
まる「昔は、普通に世の中の事を皮肉めいたり、最近あったエピソードを話しながら会話そのものが漫才になってるってスタイルでしたもんね、私も最近は舞台見に行ってないから分からないですけど、M-1の4分が漫才のスタイルを大きく変えていった感じはしますね。」
そるか「アドリブを楽しんで貰う平場スタイルの方が自分たちには合っていると思っています。」
まる「ちょっと意地悪な質問ですけど、コンビとしての失敗談みたいなのあります?」
のるか「あります、あります!!」
大すべりした話
そるか「会社の先輩の披露宴の余興で漫才を頼まれたんですけど、余興っつったらやっぱこう新郎新婦ちょっとこういじりながら。」
まる「はい、はい、わかります。」
そるか「それを何を勘違いしたか、当時の僕らは、全く新郎新婦に触れないガチ漫才を初おろしで、そこでやったんですね。」
まる「こっっわ。披露宴会場って言ったら、天井も高いし、みんな円卓で背中向けてご飯食べてるし、みんな新郎新婦を見に来ているから…なかなか難しいですよね」
そるか「のるかそるかなんて、誰ーーーも知らない場所で、そんな漫才がウケるはずがなくて…」
のるか「あれは、もう地獄やったな、開始10秒ですべったってお互い分かったもんな」
そるか「そう、もう二人とも気づいてるんやけど、僕ら根が真面目なんで、深夜の公園とかでめっちゃ練習しとるんですよ。だからね。やばいなと思いつつも、言葉は勝手にスラスラ出てくるっていう。」
まる「もう止めれないんだ。途中で」
のるか「止めれない。」
そるか「ウェディングプランナーさんに動画を回して貰ってたんですけど、『プロかと思いました』って言われて、もうそんなフォローいらんねん。こちとらズッタズタやねんと」
のるか「動画撮ってもらったやつ見返したら、僕らが喋ってる声はめっちゃ聞こえるんですよ。でもあまりにも客が笑わなさすぎるから体も動いてなくて、動画やのに静止画なんかなって見間違えるぐらいすべってました。」
そるか「その後二人でタリーズ行ってな、。コーヒー飲みながらこれって俺らが悪いんよなとか。会場のせいにしてみたり。反省会して」
まる「(爆笑)ごめんなさい、…人がスべった話はおもろいです。」
のるか「喜んでもらえたならすべった甲斐がある」
まる「一番コンビで思い出深いエピソードも聞いていいですか?」
そるか「えーっと、先輩の結婚式の余興で開始10秒で現場が凍り付いた話です」
まる「…(笑)たった今聞きました。よっぽどお二人の中で刻まれたんですね。wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
相方とはどんな存在?どんな所が好き?
まる「インタビューに全てを書けるわけじゃないですが、お二人の掛け合いを見ていると、凸凹コンビというか、そるかさんがエンジンでベタ踏みしてて、のるかさんが、それをコントロールしたりブレーキ踏むみたいな役割りをしている印象です。」
そるか「まさに!僕はポジティブで、相方はネガティブやし…」
のるか「なのでお互いの足りない所を補完しあうコンビかなとは思います。」
そるか「残念ながら、髪は補完してあげられへんけどな。ネガティブ過ぎて髪の毛も抜けちゃったけど…」
のるか「果たしてネガティブなのか?俺が前向きすぎて髪の毛が後退してきてる結果ちゃうか?」
まる「孫さんみたいな事言って…(笑)お互い、相方の長所とか、好きな所はありますか?」
のるか「なんていうか、相方は、目立つために手段選ばない所ですかね。凄い原動力だなと思います。自己肯定感の高さも凄いし…。」
そるか「ま、自己肯定感高いのは、今は無意識なんですけど…これは一度分析した事があって、…その、自己紹介で4兄弟って言ったじゃないですか、で、僕長男なので親の愛が弟にばかりいくのが嫌で、親に構って欲しくて目立ちたかったんやと思うんですよね」
まる「幼少期の気持ち…」
そるか「根が寂しがり屋で愛されたいっていうのを渇望してるから、生徒会長やったり、ダンスで舞台で拍手浴びたり、自己肯定感を高めざるを得なかったっていうのは本音です。今だにコンビで色々やったりが好きなのも、全てはそこがルーツやと思ってます。」
まる「ちょっとセンチメンタルな話になってきましたが…それが今のそるかさんを形成しているんですね」
そるか「僕は、サラリーマンとして、出世も目立つからやるんです。自分本位かもしれませんが、売上を上げるとか採用をするって事は会社の貢献になることだし、結果的にお役に立つために頑張る事やから、モチベーションは自分にウソなく自分本位でも良いかなと思って、よく会社の新人にも言ってます。」
まる「自分の中の燃える理由があれば後は努力だけですもんね、のるかさんは目立ちたいとかはなさそうですね…」
のるか「あーもう全然ないです」
まる「少なからず承認されたいとか…」
のるか「それで言うと、 目の前の人のリアクション見れるかどうかみたいなだけでいいんですよね~…サラリーマンの仕事で言えば、社内の人の役に立ったとか、そういうのを肌で感じれると良いなっていうのはあって、その中に漫才ってのが一つあるって感じのスタンスなんです」
そるか「相方は、ずるいんすよ。趣味、珈琲とかカメラとかもあって…料理もうまいし。」
まる「それも動機は、目の前の人が喜ぶ顔が見たいって事ですよね。カメラもやられるんですね。」
のるか「そうですね、相方の家族撮り始めたのがきっかけですけど、そういうの沢山あります。何屋さんか分からない!とか言われるのはちょっと嬉しいですね…。」
まる「そるかさんが思う、のるかさんの長所は何ですか?」
そるか「話を聞く所です。多分相方は無限に聞けると思います」
のるか「はい。僕の話をコイツは聞いてないですけどね」
まる「でしょうね…」
のるか「こいつは僕が話している時に、自分が次何話そうかっていうのを基本考えてるんで。」
そるか「相方の凄い所は何でも拾える所です。僕が何ボケても拾える知識量がエグイし、変なキャバクラ行くより、相方と話てる方がよっぽど気持ちよいです」
のるか「僕はこいつと逆で一人っ子で、さっき言ったみたいに家が喫茶店で自営業やったんで、家でずっと一人テレビばっかり見て育ってきたんで…それでやと思います」
まる「なんでまた幼少期のちょっと切ない気持ちにさせる…でも、二人でしか出せない空気があるんですね。相方の定義というか、二人にとって相方はどんな存在ですか?」
のるか「僕にとって、相方とは、どのみちを進んでいっても、まぁなんとかなるっしょって思えるような存在ですね。察せるというか、任せられるというか」
そるか「相方とは…?むっずい質問しますね。言葉のチョイスは合ってるか分からないけど、コイツとはマジでおもろい事やろうって、スイッチ入っちゃう対象です。」
今後の目標や夢は何ですか?
のるか「漫才や二人のコンビ活動を通じて会社のコミュニケーションを活性化させたいです。特に今やってる会社公認のラジオを通じて、色々な会社の人とつながりを広げていきたいなと思ってます。」
まる「今やられてるYoutubeですよね。こちらはコロナ禍で人と人の繋がりが希薄になってる中、どうにかコミュニケーションを活性化できないかと思って始められた社内ラジオが、とあるコンペで主催企業の目に止まり、色んな会社巻き込んでやっていきましょうってなったんですよね?」
のるか「ありがとうございます。そうなんです。まさか社内でゲリラ的に始めたラジオが、社内だけじゃなく、社外にも評価され、普段だとあまり関わることのない超有名企業の方々をゲストに迎えて、誰やねんっていうサラリーマンコンビがあれやこれや聞いてくるっていう(笑)」
まる「こちらにリンクがあるので是非チャンネル登録もお願いします。そるかさんはどうでしょ?」
https://www.youtube.com/@user-te7hn1ge1v
そるか「平場やアドリブで力を発揮できる2人だと思ってるので、どんなMCでもどんとこいって感じです。なので、企業イベントの司会とかもやっていきたいなと思っています。サラリーマンの僕たちにしか出来ないお笑いや活動を今後も展開していきたいです。」
長時間インタビューありがとうございました。インタビュー中は収録もしていないのに、私を楽しませてくれるホスピタリティー
二人とも、意識せず無意識に相手を楽しませようというのがしみついているのかもしれません。
絶対飲みに行ったら100%楽しいはお墨付きのこのお二人。ラジオなどで掛け合いも是非お楽しみください。
企業案件、MCのご依頼もお待ちしております!
まるカリのイベントの司会も早速ご依頼中です。その様子はまたお楽しみに…。
リンクまとめ
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