「SNSの企業アカウントが伸びない…」と悩む皆様。
こんにちは、メディア集客スペシャリストのまるカリです。
最近、企業でSNS担当になったけれど、「なかなか伸びない」「思ったより反応がこない」と悩んでいる方、多いのではないでしょうか?
実はそれ、あなただけではありません。そして、企業SNSが伸びにくいのは当たり前なんです。
今日はその理由と、どう考えていけばいいのか?を記事にしてみます。
だから伸ばさなくて良い!じゃなくて、必要な人に必要な情報を届けるためにアカウント設計するんだな!と気づきに繋がれば嬉しいです。
目次
SNSの目的がそもそも違う
まず大前提として、企業公式アカウントは、すでにその会社やサービスに興味を持っている人が見るメディアです。
最新情報やキャンペーンのお知らせ、企業の取り組みなど、主に「情報発信」が多いですよね。
つまりこれは、新規の人に見つけてもらうためというよりも、既存のファンに向けた会報誌のようなもの。
だから、「知らない人に刺さらない」なんて、むしろ普通のこと。そこに無理な施策をとっても、なかなかうまくいかないのは当然なんです。
自分のアカウントで知らない企業のアカウントフォローしますか?
「新規を広げたい」なら“人”を前に出す
一方で、企業SNSを「新規ファンづくり」や「集客」に活用したいなら、スタッフや社長など“中の人”が発信するスタイルが効果的です。
人柄が見えることで、「この人、なんか好き」「信頼できそう」と感じてもらいやすくなり、「あなたがオススメするなら安心!」とか「あなたにお願いしたい」と指名されたり問い合わせにも繋がります。
そのためには、会社の看板を背負っているという自覚を持ちつつ、見込み顧客の役に立ちたい!喜んでもらいたい!という姿勢が大事です。
SNSの向こう側にいるのは人です。アナログな人間関係とここは変わりません。
POINT
自分の職業や商材について、オープンにしていること
相手が求めているような話題をつくり発信すること
フォロワー数より、ちゃんと届いてるかの方が大事
フォロワーが少ない…と落ち込む方もいますが、表面的な数字だけを見てはいけません。
フォロワー数「信用」ではなく、ただの数字だったら意味がないですよね。
キャンペーンで「フォローでクーポン配布!」なんてやると、一時的には数字が増えます。
でも、クーポン目当ての人たちは、発信をちゃんと読んではくれませんし、その後フォローを外したりブロックするなんて事もあり得ます。
むしろ、その後のリアクション率が下がったり、発信が届きにくくなることも…。
「この情報、必要な人にちゃんと届いてるか?」
この問いを忘れずに運用していくことが、信頼を積み上げるSNSには必要です。
関係値を深める
サービスの利用者や、商品のユーザーが求めている情報を瞬時に届けたり、サポートしたり、アカウントを通して関係値を深めていくような運用を意識してみると良いかと思います。
公式が故にコミュニケーションをとるのが難しかったとしても、常に公式が役立つ情報を来れる!というのも信頼に繋がります。
リーチを伸ばそうという事に躍起になるよりも、ユーザーとの関係を深めるためにどんな風にお役に立てるか?という運用を考えてみてください。
逆にフォローしたいと思ってる人に向けた導線はちゃんと整っている?
企業SNSは、ただ運用するだけでは見つけてもらいづらいです。
まさか検索して自動的にフォローして貰えるなんて思ってないですよね…。
フォローしてほしい相手には、フォローしやすい導線設計が必要です。
たとえば…
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商品のパッケージに「使い方動画」や「活用方法案」としてYoutubeのQRコードがついているか?
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サービス契約時に「アップデート情報はSNSで配信します」とその場で案内しフォローしてもらっているか?
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紙の説明書に「困ったときは𝕏のDMで24時間対応」と書いてアカウント名を記載してあるか?
このように、ファンになる可能性がある人の目に、フォローに繋がる導線を設計しておくのがオススメです。
まとめ
企業SNSが伸びにくいのは、そもそも目的が違うからです。フォロワーを集めるという感覚はもう古いので捨てましょう。
商材が売れたりユーザーが増えればおのずと伸びていくし、フォローしてくれている人が、ちゃんと情報を受け取って、サービスをもっと好きになってくれるように運用していけばよいと思います。
キャンペーンで一時的に広げるよりも、一人のファンとしっかり関係を築いた方が、その人がまた誰かを連れてきてくれます。
実際、人から人へ、じわじわと口コミや紹介で伝わっていく方が、エンゲージメントも高く、長く応援されます。
そんな感じで、長ーい目で見ながらSNSアカウントを少しずつ育てていきましょう。