こんにちは、メディアコンサルのまるカリです。
過去クラウドファンディングのプロジェクト達成をサポートしてきた目線で今日は、クラファンの構造と、陥りやすい失敗のケースをお伝えします。
これからやってみようと思っている方に読んでもらえたらと思います。クラファンって何って調べたらいっぱい記事が出てくるんですが
本質的に理解せずにやるとデメリットも大きいのでしっかり前提から抑えましょう。
目次
クラウドファンディングって何?の入口から間違えてませんか?
ここではまずクラウドファンディングとは何か?の定義を見て行きましょう。
クラウドファンディングとは、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」ことを指しています。
クラウドファンディングとは、インターネット上で第三者に事業やサービスのプレゼンを行い、賛同者から資金を集める手法です。
引用元:MAKUAKE
「クラウドファンディング(クラファン)」とは「群衆(Crowd)」と「資金調達(Funding)」という言葉を組み合わせた造語で、インターネット上で不特定多数の人に資金提供を呼びかけ、サービスや商品の趣旨・個人の想いに賛同した人から資金を集める方法です。
引用元:ブリッジサロン
いずれのサイトも嘘は書いていないしGoogleで検索すると大概のサイトではクラファンをこのように定義しています。
インターネットを通じて不特定多数の人に資金提供を呼びかけ、趣旨に賛同した人から資金を集める方法です。
これを読むと、初めてクラウドファンディングをやろうとする人はまず何を考えると思いますか?
(不特定多数の人に、クラファンのサイトがアプローチしてくれて、自分に共感した人がお金をくれる)
結論から言うと、答えは違います。
あなた自身がメディアを活用してアプローチした人の中で想いに賛同したり、応援してくれる人からの出資が殆どです。
クラウドファンディングのプラットフォームは確かに、(面白そうなプロジェクトに少額出資してみたいなぁ)と興味がある人が沢山見ています。サイトの月間のPVもかなりのものです。
ではあなたのプロジェクトに出資が集まるのでしょうか?おそらくクラファンを初めてやる方がイメージしているのはこんな感じです。
プロジェクトやプロダクトがものすごく魅力的で、クラファンを見ている人が出資している。集まっていると思っている人もいるかもしれません。
では実際どうなのかと言うと、本来クラファンは起案者に人が集まり、身の回りの人でプロジェクトに賛同した人が出資する。これがリアルです。
自分のコミュニティーや近しい人から出資を受けるのが悪いのかというとそうではありません。むしろこれは成功してるパターンです。
ここがみんな難しくてクラファンに失敗しているのです。
人に集まるってどういうことなのか…?
キングコングの西野さんと言えばイメージしやすいでしょうか?
クラウドファンディングで1億円を集めた男です。凄いですよね。
西野さんの著書、革命のファンファーレの一節です。
『好感度』と『信用』、
『認知』と『人気』は、それぞれまったく別物だ。
ここがクラウドファンディングのポイントの一つです。
あなたの信頼がお金に換算されているという風に言っています。
つまりそもそもの信頼関係を構築していないところにお金なんて生まれないわけです。
あなたのファンじゃなければお金は払わないということです。
クラファンを見てプロダクトで入ってくるのはまぐれみたいなものなので再現性もなければコントロールも出来ません。
プロジェクトやプロダクトで勝負すると、同じようなプロジェクトやプロダクトがあればそちらに行ってしまうかもしれません。
でも「あなただから!応援したい!」と思われていたら、プロジェクトの内容よりも起案したあなたの想いをカタチにしてあげたいという支援者が現れますよね。
クラファンはそれを可視化するようなものです。
成功パターンは…
自分の身の回りの人が応援してくれて口コミなどで共感の輪が広がり盛り上がってきたところに、サイトを見た人が
このプロジェクトは面白そうだな~と参画してくる感じです。
これをつくれたらクラファンが盛り上がり資金調達も達成に向かうでしょう。
クラファンのハウトゥ―なんか、ポイントだけおさえておけば良い
クラファンをやるのであれば、ある程度勉強しておいた方が良いと思いますが先述したように、誰がやるのか?
が大事なのであって、どうやるのか?はさほど大事ではありません。
それでも、クラファンのポータルサイト毎の属性や、達成しやすい条件、手数料なども違いますから自分のプロジェクトにあったものを選んだり戦略の参考がてら学ぶのはいいと思います。
・リターンを複数用意し、魅力的にする
・権威性のある人にコメントを貰う
・サイトの見える所にプロジェクトが来るように広告費を払う
・初動が大事なため最初の2日で20%以上あると良い。
・最後のラストスパート5日には60%以上の達成が必須
・初動用にポケットマネーの準備
とか、色々あります。(私も一通りは学びましたがこれは枝葉の話)
クラファンのハウツー(How To)は、本や無料のnoteなどにも沢山ありますし、専用のコンサルがいたりもします。
私はあっちゃんの動画で十分かと思いますwww
何をやるにもPDCA
結局のところ、戦略を立ててから実践して、それを再現出来るかとか、改善しながら次にどう活かすか?が一番大事です。
頭でっかちになって、一番大事なこのプロジェクトをやりたいっていう想いの部分を忘れたり、支援してくれてる人のことがおざなりになって感謝の気持ちを忘れたりしたら意味がありません。
クラファンで自分がこうしようと決めたプロセスを可視化して残して置き、あとは実践しながら、常にPDCAを繰り返していきましょう。
数字の成果指標は支援額で見ながら進めて行くのが良いと思います。
結局クラウドファンディングは集客が肝
クラファンは集客が肝です。集客に成功することができれば、クラウドファンディングは非常に有効な資金調達手段となります。
しかし、その逆に集客できなければ、資金調達の失敗だけではなく、マイナスブランディングにも成りかねないため、集客に注力してほしいなと思います。
そういう意味でも、まずいきなりのクラファンはやめた方がいいです。
なぜならば、いきなり集客は出来ないからです。
予め人間関係が温まった状態になっているのかがポイントです?
「冷え切った関係性の所に昔仲良かったし、応援してよ」なんて虫のいい話はありません。自分が言われたら嫌ですよね…
まとめ
色々ガヤってすみません。
じゃぁクラファンはやるなって事ではなく、是非とも、挑戦して頂きたく筆をとりました。
アイディアを思いつく人が100人いたら、動き出す人が20人、カタチにする人は1人か2人だと思います。
だからこそ動き出そうとしている人を応援したいし、カタチにして行って欲しいなと思っています。
簡単ではないですが、じぶんが看板となって集客するんだ!という前提で、熱い想いをカタチにしていって頂ければ嬉しいです。
そのうえでどこのポータルサイトがオススメなのか?とか検索したら良い記事が沢山出来てますので見てみたら良いかと思います。
POINT
・自分で集客する覚悟をもつこと(支援者はプロジェクトのリターンが欲しいわけではなくあなたを応援している)
・ノウハウの勉強もしたら良いけど、誰がやるかが大事なので覚悟決めたらポイントだけおさえておけばよし。
・結局、うまくいくかは実践しながらPDCA回す
あとがき
Twitterで「いつも絡む人にクラファンお願いしたけど、やってくれなかった、もうブロックしよう」というつぶやきをよく見ます。
正直、そのつぶやきを見て、起案者向いていないな。とかマイナスブランディングしているなぁ~と残念な気持ちになります。
クラファンで人間関係がダメになったという人もいるかもしれません。
でも、今一度考えて欲しいのは、あなたの魅力と信用にどれほど出資出来るのか?を測るのがクラファンです。
出資してくれなかった人を見るのではなく、あなた自身が、その人との関わりを振り返る時間だと思ってください。
逆に出資してくれた人や、期待してくれている人に全力で応える事だけに集中してください。
出資してくれなかった人を恨むような人を誰が応援したいのか、逆の立場でよぉぉおおおおーーーく考えてみて下さい!
クラファンする人へ、メディアコンサルのまるカリのたったひとつの願いです…。