保護犬への想いでスタートした-BONCafe- 大崎駅から徒歩5分

2023年4月8日にOPENする大崎から徒歩5分の所にあるペット可のカフェです。住所は東京都品川区西品川3-7-3 1階  保護犬譲渡や活動のご紹介をしていく場にという想いでスタートしました。 クラウドファンディングなどの支援もあり、ようやくオープンにこぎつけました。今回はまるカリが実際にカフェに行ってきた様子をレビューします。

こんにちは、まるカリです。

先日友人が新しくカフェをオープンするというので行ってきました。

カフェのご紹介をしようと思っていましたが、その前になぜ友人はカフェを始めたのか?についてを書きたいと思います。

犬好きの彼女がカフェを開いたきっかけはペット業界の闇にあります。

ちょっと暗い話になりますが、その子の想いはカフェを通して少しでも現実を知って欲しいという事だったので書きます。

 

何故カフェを始めたのか?

(悲しむペットを減らしたい!)そんな思いで活動を始めた。

私の友人は、動物が大好きで、これまで7匹の犬と暮らしていました。
彼女が中学生の時、あるテレビ番組で保護犬の存在を知り、その多さに驚き、何かできないかと保護犬ボランティアに参加したことで、悲しんでいる元ペット達が沢山いるという現実を目の当たりにし、その深刻さを更に感じたそうです。

 

BONCafeオーナー「毎日のように何頭ものペットが保護されています、歴史的に見ても、日本での動物の地位はまだまだ低い事が事実です。保護犬の数を減らすためには、ペットに対する意識改革や根本的な法律の改定等が必要です。今は、まず自分にできることをやろうと考え一歩踏み出しました。まず、保護動物を減らす活動をしようと決め、ペットと行けるカフェからスタート致します!会社員の私には、ペット事業を始めることに様々なハードル(資金、資格、物件、時間など)を抱えていました。そんな中2022年末、奇跡的なご縁があり、ペットに対して同じ考えを持つカフェオーナー様から、ペット可のカフェ物件を継承させて頂けるお話をいただきました。(これは将来へのチャンスだ!)と即決しました。カフェはあくまで舞台で、ペットとの癒しの場を提供しながら、保護犬の認知拡大や譲渡紹介をメインにしていきたいと思ってます。」

 

ペット業界の闇とは?

命の大量消費、大量販売を前提としているペットビジネス。今一度目をそらさずに知るべきだと思います。

 

1大量繁殖

「パピーミル」「キトンミル」という言葉をご存じでしょうか?

直訳すると、子犬工場、子猫工場という意味で海外で問題視され、日本でもこの言葉が使われはじめています。

パピーミルとは、繁殖業者が利益を最大化するために、犬を不適切な環境で飼育し、大量生産することです。

犬は通常半年に一度発情期が来るらしいのですが、繁殖にうまくいけば年に2回の出産させることが可能だそうです。

ただ、母犬の体にも相当な負荷がかかるため良質なブリーダーはそのような事はしませんが、まるで機械のように子犬を産ませ、更に生んだ子犬はすぐに引き離され、ペットショップの前のせりにかけられます。

 

以下は、公益財団法人動物環境・福祉協会 Eva が作成した動画です。

2殺処分

ペットショップで売れるのは生後2~4カ月の子犬や子猫のみ、その後はSALEなどにしてもほとんど売れないのが現実です。

ペットショップの売れ残りの子達はどこへいくのでしょうか。

保健所などに連れていかれ、殺処分されるケースが多いです。

殺処分を安楽死だと思っている人もいるかもしれないですが、殺処分の多くはガスによる致死処分です。

殺処分機の中に二酸化炭素が注入され、殺処分機の中の犬や猫は10数分もがき苦しみ、血を吐きながら死に至ります。

あまりにも残酷なため、今は注射による薬殺や、麻薬を餌に混ぜて食べさせるなどの方法をとっている所もあるそうです。

以下は殺処分数。

引用元:環境省自然環境局 総務課 動物愛護管理室

大幅に減ってはきています。

改正動物愛護法が2013年9月に施行され、地方自治体がペットショップや繁殖業者からの犬の引き取りを拒否できるようになりました。

 

悪質な引き取り屋

 

ただ、ここで引き取り屋というビジネスが生まれます。

殺処分出来ない犬猫をお金を貰って預かり、死ぬまで面倒を見る業者です。

ただ、中には悪質な業者もいて、お金だけ貰って引き取り、その後は狭いゲージにいれっぱなしで糞尿の処理もせず、散歩もしてもらえず、犬と猫は拷問のような生き地獄を味わいます。

 

イオンで子どもがペットのショーケースに笑顔で走って行くのを微笑ましく見ていましたが、その背景にある現実にダークな気持ちになってきました。

自分も子を持つ親として、命との向き合い方を教えていかなければならないと思います。

 

3命に対する倫理観や責任感

ペットを飼うことは、その生命に責任を持つということです。

保護犬の中には、ペットショップからの引き取りの他にも、無理な他頭飼いで飼育が限界になって引き取ってもらうケースや、飼育困難になり捨てられたケースなども後を絶ちません。

飼い主自身がペットの食事、健康管理、運動など、十分なケアをすることが求められるし、病気になれば治療費もかかります。

他にも飼育者が高齢になり飼えなくなったとか、理想と違ったとか、知識不足で繁殖してしまったとか、どれも人間ファーストな理由が多いです。

ペットは家族の一員であり、飼い主はその生命を守り、幸せにする責任があります。

ペットを飼う前に今一度、思い出して欲しいです。

 

海外では動物愛護の意識が高い

ペット先進国のイギリス、ドイツ、オーストラリア(一部の州)、アメリカ(カリフォルニアやニューヨークなど一部の州)など、既にペットショップでの生態販売を禁止している国もあります。

ペット大国フランスも、2024年1月1日からペットショップでの犬、猫の販売が中止となります。今後、イルカやシャチのショーなども禁止、移動型のサーカスでの野生動物使用禁止、ミンク(毛皮)の繁殖も禁止です。

 

犬や猫を飼う時は、一般的に保護団体からの引き取りや、認可されたブリーダーからのみという形になっています。

衝動買いを抑止するための措置や、ショーウィンドウでの販売の禁止など色々な形で工夫されています。

 

もう一つ日本と大きな違いは法律です。

動物虐待に対する法律もかなり厳しいです。犬を散歩に連れて行くのを怠ったら罰金、家を貸す側はペットを理由に断ってはいけないという法律がある国もあります。(BONカフェで聞きました。)

それに比べて、日本は、飼育している犬が交通事故にあった場合でも、車の運転手に主張できるのは器物損壊罪になります。ペットを飼われているお家では家族同然なのに納得いかないですよね。

 

海外に比べて、日本の法律による規制の弱さや、動物愛護に対する意識はまだまだ低いと言えます。

「法律を変える人にはなれないかもしれないけど、少しでも実態を知ってもらい、保護犬を引き取ってもらえるように活動していきたいということでBONカフェがオープンしました。」

 

ここで、話は戻り、ここからはカフェのご紹介になります。

 

Bon Cafeのご紹介

ペットのワンちゃんを連れて来てもOKというカフェが大崎に4月8日にオープンします。

店内の1階の様子

 

BON Cafeの由来

看板犬のBON(ボン)くんからきてます。

 
 
 
 
 
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BONCafeにいるBONくんは保護犬で約4年間も劣悪な環境で繁殖犬として育てられました。

不衛生かつ狭いゲージに閉じ込められて、繁殖のタイミングだけ出してもらえるそうです。ブリーダーから大きな声で怒鳴られていたせいか、BONくんは今でも臆病なんだそうです。

だいぶ社交性が戻って来たということですが、お店では優しく見守ってあげてくださいね。

 

BON Cafe メニュー

ランチタイム用にご飯があります。

オススメのハンバーグとミートソースを頂いてみました。なんかほっこりするというか、懐かしい味でした。

デザートで頂いた、バナナブレッドはスパイスが聞いてて、いちじくのつぶつぶ感とか、くるみの触感とかめちゃくちゃ美味しかったです。

パティシエさんが作ったものを仕入れているそうです。横に見切れてるスコーンもサクフワッで最高です。

紅茶は季節のフレーバーやその他8種類くらいのオススメを1杯ずつ楽しみながら飲めるのでまるカリの一押し!です。

 

BON Cafe 2階はブティック

ワンちゃんの為のお洋服や、フォトブースもあります!

フラッと立ち寄って、ブティックを覗くだけでもOK

 

BON Cafeのその他サービス

ご自身の愛犬(ペット)のイラストや、そのイラストを使ったアイテムを販売しています。

ご自身の愛犬のイラスト制作やグッズ制作を請け負っています。※売り上げの一部は不定期で保護犬活動に寄付しています

額に入れて飾るとこんな感じです。(モノクロカッコイイけど、カラーも出来るみたいです!)

こちらのURLからも、購入が可能です。

https://ms625.stores.jp

イラストを描いている方↓

あんちゃんと一緒Instagram

 

 
 
 
 
 
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「保護犬団体製造のおやつ販売」

保護権活動をしている人たちの犬用のジャーキーを販売しています。売り上げは活動費にあてて頂いています。

千葉で保護犬の救助を行っている保護活動団体様が、保護犬の健康向上のために作っていた、保存料など不使用による
完全自然派のジビエおやつを仕入れて販売致します。保護犬団体様はその売り上げを保護犬活動に充てているため、皆様の購買が保護犬活動に活かされます。その他わんちゃんグッズを販売しています。

駆除されたお肉ではなく、わんちゃんのために見定めたお肉を仕入れ自ら捌き太陽の下で天日干しした完全手作りジャーキーです。

・自然派ジビエジャーキーについて
名称:犬用ジャーキー 内容成分:鹿肉or猪肉 
 原材料:鹿肉or猪肉 原産国:日本

 

保護犬のご紹介、譲渡活動

今後、イベントをしたり、保護権の活動をしている人を招いたりしながら少しずつ動いていく予定です。

 

BON Cafe アクセス

東京都品川区西品川3-7-3 1F(JR大崎駅から徒歩5分程度)

最後に

ペットと一緒にほっこりしたい方、紅茶が好きな方は是非お店に足を運んでみてください。保護犬の引き取りについて相談したい、ワンちゃんとの生活について質問したい方、ボランティアに興味があれば、話しかけてみてください。

この記事を読んだよと言って頂くと※初回に限り、ドリンク1杯100円引きになります。(2023年5月31日迄)

 

BONCafe Instagram

 

参考記事:https://eleminist.com/article/1803