クライアント企業がフリーランスに仕事を依頼するときに見ている3つのポイントとは

企業の担当者が案件を発注するフリーランスやベンチャー企業をどのようにして選ぶのかについてのお話です。
「メディア」編集部

こんにちは!

おーじんじ(OH人事)です。

企業(メーカー)で人事を7年しています。

今回は仕事案件を発注する側の企業目線で、フリーランス人材やベンチャー企業に仕事を依頼する際、どんな所をポイントに見るのか?というテーマでお話をしていきます。

 

新規のクライアントを獲得するのが苦手、コンペでいつも負けてしまうなどといった課題を持たれている方に是非読んでいただきたいです。

フリーランスやベンチャー企業は、クライアントにどんな所を見られているのか、意識するきっかけになればと思います。

費用対効果

クライアント企業がアウトソーシングする場合に一番懸念するポイントは費用対効果です。

もちろん単純に費用が安いことも重要なのですが、費用を安くしたいために単純な作業をわざわざ外注に出すことはありません。あくまで企業は今抱えている課題を解決できるサービスを求めているのです。

 

私が実際に導入した例としてWEB面接ツールがあります。
背景としてはコロナ渦で対面での面接が出来なくなったからです。
複数の会社がWeb面接のサービスを提供しており検討した時点では費用面やサービス内容にはそこまで大差はありませんでした。
その中で実際に採用した企業は大手ではなくベンチャー企業でした。
決め手は、2ヶ月間の無料期間でしっかりとサービスの内容を体感でき、費用対効果まで感じる事が出来た事です。

 

信用度

次はいかに発注先を信用できるかになります。

ここでの信用とは発注元であるクライアントの課題を解決することが出来るかということに尽きます。

 

具体的にはクライアントと同じくらいの規模、業種での事例を交えて説明いただくとイメージしやすくなりますし、事前にこちらのことを調べた上で話している点も信用度を上げやすくなります。

よく指標に過去の実績で大企業の名前を使われることがありますが社内で稟議を通すにあたっては大企業で取り組んだ施策を大企業相手にするのであればまだ分かりますが日本の大半は大企業ではないためあまり重要視はしません。

発注先のクライアントは「この人(会社)と一緒に仕事をしたい」と思える方にお仕事を任せたいと考えています。

その点においてはアウトソーシングする基準は採用面接を行うことと似ているのかもしれませんね。

 

認知度

数多くのフリーランスがいる中で差別化を図るには認知度が重要となってきます。

 

今ではエージェントやクラウドソーシングのマッチングサービスも増えてきましたがまだまだ企業はフリーランスという外部人材を認知できていないところが実情です。

ましてフリーランス人材の数は増えていくため競争も増えていくでしょう。

 

例えば電化製品でテレビを買う場合、同じ性能、価格帯であれば不思議と名前の知れたメーカー製のものを買ってしまいますよね。

名前を知っていることで相手に対して安心感を与えることが出来るのです。

そのため企業は自社商品や社名をPRするためにCMなどの広告を出すのです。

 

フリーランスにおいても同様で名の知れない方にいきなり案件を任せることは出来ません。

SNSやブログ、YouTubeなどで積極的に情報を発信している方であれば飛び込みできた場合でも相手のことを知ることが出来ます。

もちろんしっかりと対面でコンタクトを取ることも大事ですが今の世間情勢では難しくなってきているためオンラインの手法を使えることも重要視されます。

 

クライアントにとって身近な存在となることはクライアントから案件を発注してもらいやすくなることはイコールで考えてもらってよいです。

 

まとめ

今回はクライアント企業がフリーランスに発注するときに見ている3つのポイントについてお話しました。

あくまで私自身や私が勤めている会社目線ではありますがひとつのクライアントの意見(どちらかといえば論理的ではなく人情派)としてとらえていただき、どういったポイントを企業が見ているのか参考にしてもらえればと思います。