大豆田とわ子と三人の元夫いよいよ来週最終回 ロス確定!?

今話題の「大豆田とわ子と三人の元夫」(ドラマ)が面白い。 低視聴率なのにこんなに盛り上がっているのか?その魅力を私の視点でレビューしてみました。 坂元裕二の虜になる人続出…。

おはようございます。まぁるいカリスマです。

この記事を書いている現在木曜日深夜。

二日前に大豆田とわ子と三人の元夫の(ドラマ)の第7話が放送されました。

クライマックスが衝撃すぎて、やってくれたな。とたった二日でロスを起こし。

来週の火曜日21時までどう過ごしていいか分からない、まるカリ。

そんなまるカリが「 大豆田とわ子と三人の元夫 」の魅力をお伝えしていきます。

 

私と同じく1週間でもロスしている人はうんうんとうなづきながら読んでもらえたら嬉しいです。

まだ見ていないぞ!という方は、是非記事を読んで、FODで追いついて下さい。

※オムニバスといえど、1話からが絶対にオススメです。

核心に触れるネタばれはないですが、何も先入観入れずドラマを見たい!という方はここで引き返してください。

大豆田とわ子と三人の元夫ってどんなドラマ?

 

大豆田とわ子はこれまでに人生で三度結婚し、三度離婚している。「あの人、バツ3なんだって」「きっと人間的に問題があるんでしょうね」
そりゃ確かに、人間的に問題がないとは言わない。だけど問題のない人間なんているのだろうか。
離婚はひとりで出来るものではなく、二人でするものなのだ。協力者があってバ3なのだ。
そして今もまだ、大豆田とわ子は三人の元夫たちに振り回されている。何かとトラブルを持ち込んでくるのだ。
どうやらみんな大豆田とわ子のことが好きで嫌いなのだ。
果たして、四人はそれぞれの幸せを見つけることができるのか?
引用元:8カンテレより抜粋
キャスト
松たか子/岡田将生/角田晃広/松田龍平
スタッフ
脚本:坂元裕二

1話完結のオムニバス形式のドラマ。

ドラマの冒頭に今週の大豆田とわ子なる(伊藤沙莉によるナレーション)がはいり、冒頭でその回に起きる出来事のハイライトを見せる手法は少しYoutubeを感じさせる。
画面に向かって主人公の大豆田とわ子(松たか子)がタイトルコールする様子がバラエティーっぽくてドラマの手法としては新しい。

 

 

【大豆田とわ子と三人の元夫の魅力1】実力派俳優と魅力的なキャラクターに共感

サブキャラまでも実に細かくその人のキャラクターや人柄を浮き立たせる描写が面白く可笑しく、またそれを自然と演じる俳優陣のキャスティングも最高です。
東京03がめちゃくちゃ好きなのですが、コント角ちゃんそのままです。(キャラが)

主人公=大豆田とわ子(松たか子)

 


建築会社(しろくまハウジング)の社長を務める。
会社では社員を守るための大人の対応をしたり孤立したりしながらも、
親友を遺産目当てに見る親戚には電話で「ばーかばかばかばーか」と言ってしまう子供じみたところがあったり、

元夫たちに対して一線引くドライな一面もありながら新しい恋に積極的。娘の自立の早さに寂しさもありながら日々奮闘する。
毎回とわ子が少しだけ社会からはみ出る様を細かく描写します。
結婚式の帰りにバームクーヘンを丸ごと口に入れたり、


落ち着かなくなると数学の問題を解いたり、
大型家具が組み立てられなかったり、
ラジオ体操がみんなと合わなかったり、
フルーツサンドがうまく食べられなくて果物とパンを食べたりと、あげだすとキリがないのです。
 
※余談ですが、7話の冒頭、パンを食べる姿に、ヤマザキだ(松たか子がCMをつとめる)とTwitterも一盛り上がりしました(笑)
いつも松たか子の微妙な表情や、ちょっとした目線、声のトーン自然な演技に感動する。
幸せを噛みしめる顔と、「え?こいつ何?」の感じが大人可愛くて好き。
脚本や演出の凄さもあるが、さすがは大女優松たか子! 
カルテットの時の巻 真紀に漂ってたミステリアスさとは違うとわ子が見れてファンも大満足ですよね~。
 
また、それを取り囲む三人の元夫も、全員キャラが濃い
 

最初の夫=田中八作(松田龍平)

レストランを友人と共同経営
モテすぎるのが玉に瑕。
本人は人間関係を極度に面倒くさがる節があり誰に対しても優しい。
とわ子との間の娘(唄)は八作との間の子供。
ネタばれになるので伏せるが、妻であるとわ子の他に片思いをしていた。(ので離婚となっている)
 


 

二番目の夫=佐藤鹿太郎(角田晃広)

元は週刊誌のカメラマンだったが、とわ子とは社交ダンス教室にスキャンダル狙いで潜入中知り合う。

とわ子とに潜入していると言えず嘘をついてファッションカメラマンだと偽るも、見事現実に変えて転身した。
器が小さい男(この辺は東京03のコントそのまま)
いちいち何々してあげた、とか奢ってあげたと恩着せがましい。

英字新聞のシャツが少しダサくてみんなにイジられる。

とわ子に未練たらたら「見つめてごめんなさい」「距離感間違えた」などと謝った後すぐ、家に上がり込んだらリラックスして靴下を脱いじゃう人。
姑がかなりうるさかった(ので離婚となっている)
 


 

三番目の夫=中村慎森(岡田将生)

弁護士。結婚当初は国家試験に通っておらず、主夫だった。

プライドが高すぎて分かれてしまうが、別れた事を後悔している。
ひねくれていて、理屈っぽい「雑談っている?」「お土産っている?」「自己紹介っている?」と相手を気まずい空気にさせる
嫌われている事が怖くないという怖い人。
でもパンダが好きだったり、大豆田とわ子に対して好意を寄せている。
走り方がめちゃくちゃ変。
お笑い芸人の和牛の水田を彷彿とさせる。
 


自分もちょっとそんなところあるな、社会から少しはみ出てしまうそんなキャラクターの性格のクセに共感したり、ちょっとした生きづらさに自分を重ねたり、そんな欠点も愛してくれる大豆田に甘えたくなったりするところもあります。
そんなあるあるや共感がこのドラマに惹きつけらるひとつの魅力と言えるでしょう。
かごめ(親友)や唄(娘)の事も書きたいのですが、長文になるので割愛。
 
 

【大豆田とわ子と三人の元夫の魅力2】坂元裕二節炸裂の会話劇と名言の数々

坂元裕二と言えば、90年代トレンディードラマで一世を風靡しました。
東京ラブストーリーを書いているのは有名ですよね。
2007年をかわきりに
◆イジメ(わたしたちの教科書)
◆児童虐待(Mother)
◆シングルマザー(Woman)
◆セクハラ・女性格差(問題のあるレストラン)
◆加害者家族と被害者家族(それでも生きてゆく)

シリアスな社会問題をテーマとして、常に弱い立場の目線で物語を書いてきていたかと思います。
最近では、最高の離婚、カルテット、大豆田とわ子など家族間や疑似家族のコミュニケーションや価値観の違いなどを切り取った題材が多いです。
 
 
カルテットも視聴率一桁台と記憶してますが、非常に人気が高くドラマのたびにTwitterにドラマ中の名言があふれていました。
今回の大豆田とわ子でも早速、沢山の名言が!!CMの度にタイムリーに覗きながら共感するのもLIVE感があって面白いですよね♪


こんな風に、人気が出るのは、実はドラマそのものが話題が詰まりまくったコンテンツだからなんです。

話題を作ると口コミやバイラルが生まれる


 

まぁるいカリスマが選ぶベスト3名言もあげておきます。

3位

とわ子「今の言葉が私のいちごのタルトかも…別れたけどさ、今でも一緒に生きてると思ってるよ」


慎森「僕までタルトもらっちゃったな」
 
2位
早良「もう遅いよ。どこが好きだったか教えるときは、もうその恋を片付けるって決めたときだよ。せっかく自分だけが見つけた秘密だったんだから」
 
1位
小鳥遊「人生にはふたつのルールがあって、亡くなった人を不幸だと思ってはならない。生きてる人は幸せを目ざさなければならない。人はときどきさびしくなるけど人生を楽しめる。楽しんでいいに決まってる」

 

【大豆田とわ子と三人の元夫の魅力3】フィクションの中にあるリアリティーを大切にしている。

勿論ドラマなのでフィクションなのですが、坂元裕二と言えばドラマのリアリティーさが、より【テーマ】を視聴者の身近に引き寄せます。

あるあるにも近いんですが…。

 

大豆田とわ子の話で言えば、今現代、コロナだからこそありえそうなリアルだったりが妙に生々しくなかったでしょうか…。

 

会話の中にも行間を読むリアリティーさもあります。

ドラマは説明口調になりがちですが、全部言わない行間を読む案件が坂元裕二の脚本では多いです。

これも魅力であり人気の理由ですよね。

 

例えば

携帯のメッセージを見た八作(1番目の夫)がとわ子にコンビニでストローを購入してくるシーンがあるのですが、

とわ子のセリフは「ありがとう。100本入り(わざわざ買ったのか、パーカーの紐通すのに1本でよかったんだけど)…まそうなるか(私のメッセージで何に使うかわらかなかったらそうなるか)」

こんな風にすべてを言わずに視聴者が行間を埋めます。

 
価値観の違いをキャラクターの目線で多角的に描くのも、坂元裕二の特徴ですが。凄く身近でリアリティーのあるものから膨らましていきます。
カルテットでいうところの、から揚げにレモンかけるかかけないか論争みたいに、小さな価値観の違いがお離婚にまで発展したりするわけです。
 

大豆田とわ子のリアリティー溢れる地獄の女子会と言えば…記憶に新しい

 
第六話での、地獄の女子会は見るものを凍り付かせたかと思いますが、私としては女性の本音ってこうよねって共感で面白かったですが、隣で私の現旦那が震えあがっていましたw

場面は、とわ子の元夫を好きな女性3人と元夫3人が偶然集まり、謎の合コン餃子パーティーをすることに。
「どれが誰が包んだギョウザでしょう?」と陽気に切り出した鹿太郎は無視され、女性陣の愚痴はどんどんヒートアップしていきます。
女性陣はダメ男トレカをはじめます。
それぞれ匿名でありながらも元夫達のダメな本質をつつき、動揺を隠せずたじたじになる元夫3人という構図でした。
 
「(慎森)人に透明人間にされるほど悲しいことはない」
 
「「その人はきっと自分だけがが好きなんだろうね」
 
 
「(鹿太郎)普段モテない人って妄想がふくらむけど相手が実態化した途端逃げる」
 
「したいのは恋愛じゃなくて恋愛ごっこなんですよねぇ」
 
 
「ロマンチスト最悪。ロマンはごはんだと思ってるんですよ。ロマンはスパイスなんですよ、主食じゃないんだな~」
 
「(八作)その人が優しいのは、優しくておけば面倒くさくないから。一緒にいて楽しいのはその人にとって人間関係はサービスでしかないから」
 
「謝っとけば話打ち切れると思ってる」
 
* * *
「自分と付き合いたいと思う?」はとどめの一撃でしたね。
 
包んでた餃子の具がはみ出ちゃったり、具を入れないで包んじゃったり、東京03のコントかよと思ったけど可愛くて愛おしく見えてくる3人の元夫…。
でもそんなダメな男たちを愛してしまうんだよなぁ~という女性陣の結論も凄くリアルでした!
 

まとめ

引用元↑GYAO

6話で第1章が終わり、7話の第2章はなんと1年後の設定の大豆田とわ子。

1年という月日に、この時点で少し切なかったけど、
元夫たちがすこし距離が縮まっていたり時間の経過を感じさせますね。
坂元ドラマは大体中盤に空気がガラリと変わったり、急展開を迎えるのですが、まさに7話はひっくり返りました。
(前回との対比えぐくない?極端じゃない?)
ジェットコースターが急に後ろ向きに走り出した感じがします。
 



まだまだ語りつくせない!!
とわ子のスタイリング最高!とか、
エンディングも毎回バージョン違うんだぜぇ!!
とか魅力はこれだけじゃないのですが…。
 
読んで下さった皆さん!是非大豆田マウントをとってください。それが気持ち良いです。
これ知ってる?とかも教えてもらいたいです。感想もご意見など、ぜひTwitterのコメント欄にお待ちしております!
 
次回は、メディアコンサルタントの視点で、なぜドラマがこんなに盛り上がるのかを解説していきます。

話題を作ると口コミやバイラルが生まれる


 
来週の第8話も見逃せない。見逃しはTverでも!

大豆田とわ子本人っぽいインスタ

https://www.instagram.com/sora_mame105/?hl=ja

夫’s可愛いかよ。(公式Twitter)


エンディング▼