プロジェクトマネージメント(PM)、プロジェクトマネージャーという単語を聞いたことはありませんか?
あなたの職場にもプロジェクトマネージャーはいるはずです。私自身は、主にITやシステム系のプロジェクトマネージャーを8年ほど担当しています。
これからPMを目指す方のお役に立てるかもしれません。
それでは、プロジェクトマネージャーは毎日どのような業務をしていて、どのようなスキルが必要なのでしょうか。
目次
プロジェクトマネージャーとは?
まず初めに「プロジェクトマネージャー」について説明します。
プロジェクトマネージャーとは、文字通り「プロジェクト」を「マネージメント」する人のことを言います。
しかし、ただマネージメントをするだけではダメです。
プロジェクトを成功に導かなければなりません。
では、プロジェクトを成功に導くためのマネージメントとはいったい何をどうすればいいのでしょうか。
ひとつずつ解説していきます。
プロジェクトとは?
プロジェクトとは、プロダクトやサービスなどを作るために実施する期日のある業務のことです。
「プロダクトやサービスを作る」「期日のある」というのがポイントです。
日常業務(日報とか)や継続的な運用業務(経理処理など)は「プロジェクト」とは呼びません。
特定の目的を達成するために開始と終了が定義されているものがプロジェクトです。
プロジェクトマネージメントとは?
マネージメントとは、その名のとおり「管理」です。
では、プロジェクトマネージメントとはいったいプロジェクトの何をどのように管理するのでしょうか。
プロジェクトには、普通、それを成功させるために多くの人やお金が集められプロジェクトチームを結成します。
さらにはそのプロジェクト内で実施しなければならないタスクも無数に発生します。
タスクを各人に振り分け、期日を設け、スケジュールを立て、目標達成に向けて進めていくのがプロジェクトマネージメントです。
ときには予測が外れたり問題が発生して予定通り進まないことも出てくるでしょう。
そのようなときに、問題を明らかにし、解決のための道筋を立て、リソースやスケジュールの調整を実施するのも、プロジェクトマネージャーの重要な仕事です。
プロジェクトマネージャーの必須スキル
では、プロジェクトマネージャーにはどのようなスキルが求められるでしょうか。
一言でいえば、「プロジェクトマネジメントスキル」です。
上述したとおり、プロジェクトマネジメントにはいくつかやらなければならないことがあります。
それらを端的にまとめると以下のようなものになります。
- プロジェクト計画の立案
- リスクの測定
- 資源の見積もりと確保
- 作業の洗い出し
- タスクの割り振り
- スケジュール表の作成
- 進捗管理
- 変更の管理
- 結果の分析と報告
これらを、遅滞なく円滑に進めるスキルがプロジェクトマネージャーには求められます。
いきなりそんなこと言われても…と思いますよね。
心配いりません。いきなりこれらを全部完璧にできる人なんていません。
まずは、「こんなスキルが必要なのだな」と把握してもらうだけで大丈夫です。
やることがわかれば、あとはそれらを一つずつ学んでいけばいいのです。
そして何より重要なのは、実践をとおして経験していくことです。
プロジェクトマネージャーの資格
プロジェクトマネージャーの必須スキルとして、いくつかのスキルを上げました。
プロジェクトを成功に導くために必要なことは何なのか、世界中のあらゆるプロジェクトに関わる人たちが同じように考え、それらを体系立ててまとめ資格化したものがあります。
今日、最も有名な資格は、PMIのPMPです。
PMIとは、Project Management Institute の頭文字を取ったもので、米国プロジェクトマネジメント協会のことです。
また、PMPは、Project Management Professional といい、PMIが認定するプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。
また、PMP試験は、PMIが策定したPMBOK(Project Management Body of Knowledge)に基づいて実施されます。
従って、PMPの資格を取るためには、PMBOKを勉強する必要があります。
しかし、いきなりPMBOKの勉強を始めるには知らない単語も多く、その知識も難解なためハードルが高すぎます。
まずは、以下のようなマンガややさしい入門書のようなものから始めることをお勧めします。
まとめ
プロジェクトマネージャーとは何なのか?について解説してきました。
プロジェクトマネジメントは大変奥が深く困難な業務も伴いますが、それゆえに大変やりがいもあり成功したときのリターン(報酬)も大きいです。(年収1,000万円超も夢ではありません)
この記事が、あなたがプロジェクトマネージャーになるきっかけになれば幸いです。