鉄とタンパク質で隠れ貧血は改善するか?

「かくれ貧血」という言葉を聞いたことがあっても自分は対象外だと思っている方も多いのでは?ハードワークするビジネスパーソンこそ、リスクがあるそうなんです。ここでは隠れ貧血を改善すべく筆者が鉄+タンパク質+低糖質の療法をゆる~~く進めてみている個人的な体感をシェアさせて頂こうと思います。
「メディア」編集部

こんにちは、ほっしーです。

毎度突然ですが、皆さんは、「隠れ貧血」をご存知でしょうか?

言葉だけは聞いたことがあるという方も多いと思いますが、

◆鬱・パニック障害の症状がある
◆なんだか疲れやすい、ボーっとする
◆肩こり、めまいがする
◆二日酔いが出やすい

等の症状があり、服薬をしてもなかなか改善しないようです。私も、産後、「隠れ貧血」に苦しんでおりました。

そもそも、「隠れ貧血」とはどのような状態なのか、そして回復のためにはどのような方法が有効なのか、かかりつけのドクターから勧められた療法(鉄+タンパク質+低糖質)をゆる~~く進めてみている個人的な体感をシェアさせて頂こうと思います。

「隠れ貧血」って?

そもそも「隠れ貧血」の状態とは、フェリチンの値が基準値よりも低い状態と指します

フェリチンとは鉄分を貯蔵しているタンパク質の量で、肝細胞などを中心として全身に貯蓄されており、血液中の鉄が不足すると、フェリチンに備蓄されていた鉄分が放出されます。

一般的な血液検査では赤血球数(RBC)とヘモグロビン値(HGB)のみが測定されることが殆どですが、これらの値が正常でもフェリチン値が低い場合、これが「隠れ貧血」=「潜在性鉄欠乏症」です。

体内の総鉄分量を知るためには、フェリチン値も知る必要があるんですね。

値の評価に関してはドクターによって意見が分かれるところではあるようですが、概ね、日本ではフェリチン値の基準値は21~282ng/ml、女性で5~157ng/mlとされているようです。とある調査によれば、欧米でのフェリチンの正常値100ng/mlを基準としたところ、日本人女性の99%は鉄不足という試算もあります(注1)。

 

ハードワーカーこそ「隠れ貧血」に注意!

忙しいビジネスパーソンの方で、食事の栄養にまで気を付けている方。。正直なかなかいないと思います。短い休憩時間に炭水化物中心のランチをかきこむことよくあります。そしてそんな日こそ無償に眠くてイライラして甘い物は欲しくなる。。。これはまさしく鉄不足の症状なんだそうです(詳細は注1を参照下さい。)

とりあえず、鉄+タンパク質+低糖質!!

ということで、かかりつけ医に相談の上、以下の方法をゆる~く始めました。ゆる~く、というのが最大のポイントです。甘いものがないと生きていけない(ww)し、ストイック過ぎると続きません。

 

キレート鉄を1日2粒、摂取。
(ヘム鉄や鉄材よりも胃にやさしく便秘になりにくい。日本のドラッグストアでは売っていないことが殆どですので、通販で購入しました。)

ホヘイプロテイン(シェイク)を1日1回。
(毎日違う味にして脱マンネリ化)

毎日食べるお菓子を2日に1回は低糖質のものにする。
(個人的に無印良品の低糖質シリーズが好きです。)

食事はタンパク質から食べる(白米から食べない。)

ジュースや清涼飲料水を出来るだけ控える。

イライラ改善、体力向上!?

3週間試してみての感想なのですが(あくまで個人的体感である点をご了承ください)、とにかくイライラしていることが少し減りました。

体重は減っていませんが(泣)、むくみにくくなったような気がします。

個人的に一番大きなポイントが、お昼寝をしなくても1日何とか体力が持つようになったことです。仕事をしていても子育てしていても、実はこれが一番ありがたかったりします。

まとめ

以上のように、現在進行中ではあるものの、鉄不足が原因と思われる不快が症状は少しずつ改善しつつあるように思います。
ただ確実に言えるの、イライラしてだるさが取れない中で仕事や子育てをするよりも、体調もメンタルも快調な状態でハードワークすることが、一番コスパを上げる方法だと痛感しています(以上)。

 

参考文献・URL
注1:藤川徳美『うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった』光文社新書、2017年
新百合ヶ丘総合病院 2019年2月号-2 ドクターコラム 「鉄欠乏症状について」
http://www.shinyuri-hospital.com/column/column_201902_2.html