動画、どうやって作るの!? マーケティング効果を高めよう

5Gが普及されると、よりマーケティングにおいても「動画」のコンテンツとしての重要度が増していきます。今後、一層動画を利用したマーケティングが多くなると考えられますが、どのようなポイントを押さえるとより効果的な動画になるのでしょうか?
「メディア」編集部

テキストの投稿よりも動画投稿のほうがマーケティングとしての効果が期待できることが多く、今後もますます動画コンテンツの重要性が増していくことが考えられます。

WEBマーケティングに携わる方なら、マーケティングの効果を最大限発揮できる動画コンテンツの作り方を知っておきたいところですね。

今回は動画コンテンツを作成する上でのポイントを紹介していきます。

 

 

 

動画制作の基礎① ~ストーリーテリング~

動画制作に入る前の基礎として、まずはストーリーテリングを考えましょう。

ストーリーテリングとは、物語を使用することで思いやコンセプトを伝え、印象を付けていく手法です。

あくまで一つの例ですが、下記の流れで動画が展開していきます。

 

① ストーリーの主人公が登場

② 主人公が直面する課題や困難の発生

③ 困難を乗り越えるための成長や変化

④ ハッピーエンド

 

この流れで進めていくとするならまずは主人公が誰なのか(自社?ユーザー?)、どんな困難・課題があるのか、どのように克服するか、どのようなハッピーエンドを迎えるか、を流れに沿って構成することが、動画を作るにあたり一番最初の重要なポイントとなります。

最初に構成だけでも決めておけば素材集めや編集のプロセスも明確にあってくるので、必ずストーリーを考えるようにしましょう。

 

 

動画の開始部分の作り方 ~ポイントは最初の8秒間~

動画再生開始から8秒間。

この8秒間に動画マーケティングの効果が出るかが決まる、といっても過言ではありません。

ここですべての結論を伝えなければいけないわけではありませんが、まずは8秒の間にユーザーの心をつかむことが重要となります。

ではなぜ、最初の8秒が重要なのでしょうか?

 

最初の8秒でユーザーは離脱するかどうか判断する

マイクロソフトの研究調査で、オンラインでユーザーが初めて見たコンテンツに対して注意を払う時間は8秒前後、という結果が出ているそうです。

つまり、動画マーケティングを行う際も、この8秒間でユーザーの興味を引き、動画を最後まで見たいと思わせなければ離脱(=動画をスキップ)されてしまうことになります。

そのため、最初の8秒間が最も重要なポイントとなるのです。

 

早く本題に入ることで動画の意図を伝える

8秒で見るかどうか判断されてしまうなら、長い前置きは必要ありません。

できるだけ早く本題に入り、動画を視聴するメリットを視聴者にいかに早く伝えるかを考えましょう。

動画によっては本題に入る前のオープニングで8秒以上使ってしまっているものも少なくありません。

その企業やサービスによほど興味があるユーザーでない限り離脱してしまう可能性もあるので、構成にも十分注意しましょう。

 

 

 

動画本編の作り方 ~最後まで飽きさせるな!~

8秒でユーザーの心をつかんでも、本編が面白くなければ当然ユーザーは離脱しますし、マーケティングとしての効果も落ちてしまいます。

重要なのは、伝えたいポイントを出し惜しみして動画を間延びさせないことです。

動画の目的は動画を通してメッセージを伝えたり、行動喚起を促したりすることなので、最後までユーザーに飽きさせず、1秒でも動画を短くすることで最後まで視聴されるように作ることも重要となります。

 

動画の内容はもちろんですが、自社サイトや関連情報が詳しく載っているWEBサイトのURLや、自身(自社)SNSがあればそのリンク先も動画の説明欄に記載しておきましょう。

そうすることで、「さらに詳しい内容を知りたければ説明欄からWEBサイトにアクセス」と動画内で触れたり、「興味がある方はTwitterをフォローしてください」とユーザーに行動喚起を散りばめることができます。

ユーザーに動画を見る以外の行動を促すことが飽きさせない仕組みの一つとなるので、効果的な動画の作り方に欠かせない要素となります。

 

 

 

動画終盤の作り方と終わり方 ~目的とコンバージョンの喚起~

最初の8秒間と同じく動画の終盤の作り方も重要です。

なぜなら、最も重要な目的であるユーザーの行動・コンバージョン喚起を促す部分に相当するためです。

この部分をより効果的にするためには、「動画の視聴後に、どのようなユーザー行動を期待するか」を検討しておく必要があります。

動画マーケティングの目的を動画の作成前に事前に明確にしておきましょう。

 

エンゲージメントを増やすCall To Action(CTA)も忘れずに

動画の配信先がYouTubeでもFacebookでも、コンテンツの評価したりシェアしたりできる機能があります。

この評価やシェアのエンゲージメントを促すCall To Action(CTA)を動画に含めるようにしましょう。

よくYouTubeなどで見かける「グッド評価お願いします!」「チャンネル登録お願いします!」という部分ですね。

これが入るかどうかでエンゲージメントが変わり、コンテンツの拡散が左右されるので要チェックです。

 

自然な流れでコンバージョンを促す

ユーザーに対してコンバージョンを促すことはもちろん大切ですが、重要なのは目的とする行動・コンバージョンが自然に促されるようにすることです。

WEBサイトへのアクセスやメルマガ登録、YouTubeチャンネル登録など、最終的にユーザーにしてもらいたい行動は、いずれも動画の内容からかけ離れた行動では喚起されにくいです。

終始、WEBサイトにアクセスして!と言っている動画には、ユーザーも行動を起こしてくれなければ、グッド評価もくれません。

視聴者も納得する形で行動喚起をするのが理想なので、動画の終わりも工夫をするようにしましょう。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

ただコンテンツが面白いだけでは、より多く視聴されたりグッド評価をもらうことはできません。

動画マーケティングの目的は最終的にユーザーの行動を促すことです。

コンテンツにストーリー性を持たせ、ユーザーのCTAを明確にして、動画に必ず入れ込むことを意識しましょう。