マーケティングの手法として、インバウンドマーケティングが注目され主流となっています。
しかし、その流れに乗れず多額の広告費を費やすだけで、自社メディアを伸ばさない企業もまだ多いです。
インバウンドマーケティングに取り組み自社のファンを増やしてきた企業は、これからの飛躍が期待されています。今回は、インバウンドマーケティングの有効性と実践方法について解説します。
目次
インバウンドマーケティングが有効なわけ
マーケティングとは、顧客が商品を買いたくなるような仕組みを構築することです。マーケティングのプル型手法として、インバウンドマーケティングがあります。
インバウンドマーケティングはSNSなどを利用して商品情報を拡散したり、動画コンテンツを公開したりすることで見込み客にアプローチを試みるのが特徴です。
web上で情報を発信し顧客に興味を抱いてもらい、最終的に企業への問い合わせをしてもらうことが目的になります。
インバウンドマーケティングは、顧客への印象が悪くなりにくいという点がメリットです。
顧客が求めていない情報を押し付けるようなマーケティングでは、顧客の印象が悪くなることがあります。
インバウンドマーケティングの場合は適切な情報を提供するため、顧客が良い印象を持つことが期待できます。
実践方法とは
インバウンドマーケティングの実践方法は、まずペルソナを設定し、そのペルソナを検討することからスタートします。
このペルソナ設定をおろそかにしてしまうと、ターゲットを明確に絞ることができません。その後のマーケティングにもブレが出てしまいますので注意しましょう。
多少の時間がかかったとしても、ペルソナの設定は徹底的に行うのがベストです。
その後、ペルソナに適合するようにコンテンツを作成するのが一般的です。
情報を発信する際には、様々な媒体を利用することができます。ブログなどのオウンドメディアやSEO、TwitterやInstagramといったSNSを活用するのが特徴です。
コンテンツを作成したことで満足するのではなく、そのコンテンツをより有効活用することを心がけましょう。
PDCAサイクルを効率的にまわすことがポイントです。PDCAサイクルとは、 計画する・実行する・検証する・改善するを繰り返すサイクルを指します。
作成したコンテンツも、このPDCAサイクルにそって常に見直すことがおすすめです。
インバウンドとアウトバウンドの組み合わせ
企業が注目しているインバウンドマーケティングですが、効果を発揮させるためにはアウトバウンドマーケティングと組み合わせることがベストとされています。
アウトバウンドマーケティングはプッシュ型のマーケティングであり、インバウンドマーケティングはプル型です。
この二つを組み合わせて、押したり引いたりといった顧客との兼ね合いや駆け引きを行います。
インバウンドマーケティングだけでは顧客の獲得には弱いというケースでは、電話や訪問といったより直接的なアプローチを行うアウトバウンドマーケティングを取り入れることも多いです。
インバウンドマーケティングに注目が集まる中、インバウンドマーケティングだけでスマートかつスムーズに成果を上げようとする企業も多く見られますが、状況に応じてアウトバウンドマーケティングを使用することも視野に入れましょう。
最終的な目的は商品の販売や成約ですので、そこに至るまでのアプローチ手段としてアウトバウンドマーケティングとインバウンドマーケティングをバランスよく使用することをおすすめします。