知らないと恥ずかしい最低限の社会人マナー

会社員にしてもフリーランスにしても、求められる役割において必要なスキルを持っておく事は重要です。 ただしスキルさえあれば順風満帆という訳ではありません。 社会人として最低限知っておくべきマナーというものがあり、マナーを知

「メディア」編集部

会社員にしてもフリーランスにしても、求められる役割において必要なスキルを持っておく事は重要です。

ただしスキルさえあれば順風満帆という訳ではありません。

社会人として最低限知っておくべきマナーというものがあり、マナーを知らないと自分の立場を悪くしたり、大切な取引先を失う可能性もあります。

この記事では仕事で成功を収めるためにも身に付けておきたい、常識的なマナーについて紹介します。

 

 

 

覚えておきたい勤務中のビジネスマナー

会社員、フリーランス関係なく、社会人として最低限守らなければいけないマナーは色々ありますが、その代表格が挨拶です。

人間関係は挨拶から始まると言われており、自分から積極的に行う事が重要です。

朝の10時ぐらいまでは「おはようございます」、それ以降は「お疲れ様です」が一般的ですが、夜勤などがある職場では出勤時間が遅い時間帯でも「おはようございます」で統一している事があります。

また上司に仕事の報告をする際は、最初に結論から話すと自然に簡潔に伝えられます。

メモやメールでの報告でも問題ないですが、放置されたままの状態にならないよう注意しなければいけません。

いずれにしても嫌な報告ほど後回しにせず、早めに済ましておく事が大切です。

 

もし何か失敗した時は謝罪が必要ですが、どんな事情があれ、まずは反省している事を伝えます。

真摯に誠意を持って行う事が大事で、失敗した理由は相手側から聞かれた時に話します。

得意先に迷惑をかけた場合は、まず電話で謝罪をして、相手方の都合の良い日時や時間帯を聞いてから直接謝罪に出向くようにします。

菓子折りなどを持参する際は3,000円から5,000円程度で、あまり高価すぎないものを選ぶのもマナーの基本です。

 

電話の受け答えの仕方でも印象が変わります。

呼び出し音が鳴ったら3コール以内に受話器を取り、手が離せずになかなか電話を取れなかった場合は、まず「大変お待たせしました」とお詫びの言葉を伝えるようにします。

また取り次ぐ際は「少々お立ち下さい」と言葉をかける事、もし担当者が不在の場合は「戻り次第、ご連絡させていただきましょうか?」と相手に尋ねて指示を待ちます。

電話では伝言を預かる事も多いため、必ず手元にペンと紙を用意しておき、間違えのないようにメモをとる事も大事です。

そしてメールでやり取りを行う場合は、社内社外を問わず全て敬語が基本で、簡潔に伝わりやすい文面を入力するよう心掛けます。

社名や部署名、住所、電話番号などを記した署名も忘れず添付しておかなければいけません。

 

車や電車で移動する際は、席次のマナーに注意が必要です。

例えばタクシーなら上座が運転席の後ろ、下座は助手席となり、自家用車では上座が助手席で下座が後席中央、そして電車は窓側が上座と位置付けられています。

もちろん人によって好みがあり、本来なら下座となる座席を好む上司もいますが、その場合は無理に上座を勧めようとせず臨機応変に対応するようにします。

そしてエレベーターに乗る時は、外から開のボタンを押したままの状態で、顧客に先に乗って貰うように誘導します。

エレベーターでの正しい位置は入り口から見て左奥が上座、その右が次席で、降りる時も開のボタンを押した状態で顧客に進む方向を案内するのがスマートです。

 

覚えておきたい来客時や訪問時のビジネスマナー

訪問先には身だしなみを整えていく事はもちろん、約束の5分前には到着しておくようにします。

受付で用件を伝え、取り次いで貰うまでは静かに待機するのが一般的な流れですが、受付が無い企業に訪問した場合は、まず入口のドアをノックして、返事が返ってきてからドアを開けて入口付近の方に用件を伝えるようにします。

初めての訪問先や出張で出向く場合は手土産を持参する事がありますが、部屋に通されて挨拶した直後が一番良いタイミングで、外袋から出して、相手に正面を向けて両手で渡します。

 

商談が終わった後は立ち上がってお礼を述べるようにし、帰り際には受付の方にもしっかり挨拶をしておく事も社会人としてのマナーです。

 

日頃の感謝の意味を込めて、お中元やお歳暮を渡す場合、本来は風呂敷に包んで持参するのが正式なマナーですが、宅配便で送っても失礼にはなりません。

ただ宅配で送る際は、品物よりも送り状が先に届くようにしておきます。

ちなみに送り状にはお世話になっている事に対してのお礼と、品物を送った事を明記します。

品物は職場で分けられるものや季節感のあるもの、特産品などが喜ばれます。

 

社外の方と一緒に行う打ち合わせ会議は、相手側の貴重な時間を共有させて貰っているという意識を忘れてはいけません。

無駄に時間を過ごさないよう、あらかじめ打ち合わせ内容や自分の意見をまとめておきます。

最初に会議の終了時間を決めておき、なるべく時間内に終わらせるよう集中する事も大切で、途中で電話に出たり、ちらちらと時計を見る行為も失礼にあたるので注意が必要です。