新規ビジネス立ち上げには原価計算が欠かせない!原価・原価率の計算方法も解説

ビジネスではもちろん利益を出していくことが存続につながっていきます。利益を考えるうえで重要になるのが「原価」に対する意識です。なぜ原価の意識が重要なの?原価率の算出方法は?様々な疑問にお答えしていきます。
「メディア」編集部

ビジネスで儲けるためには、原価意識が求められます。

しかし、これからビジネスを始めようとする人のなかには、原価とは何か、なぜ原価を計算することが大切なのかわからな人もいるでしょう。

ここでは、原価・原価率の意味や計算方法、原価を考える理由などを説明します。新しくビジネスを始める際に、原価について考えるべきポイントも紹介します。

 

 

 

原価・原価率とは?計算方法も解説

原価とは、「モノを一つ作るためにかかる費用の総額」を指します。

たとえば、製造業を例に挙げると、材料費や人件費のほかに、設備投資や設備を動かすためにかかった燃料、作業場の水道光熱費なども含まれます。

ビジネスの規模が大きくなるほど、原価計算は複雑になるといえるでしょう。

 

一方、原価率とは、「売り上げに占める原価の割合」を指します。

原価、および原価率の出し方を、販売ビジネスを例に出して説明しましょう。計算式は下記の通りとなります。

原価率 = 売上の原価 ÷ 売上高 × 100

たとえば、原価500円で仕入れた商品を1000円で販売した場合の原価率を考えてみると、

500÷1000×100=50%と求められます。

 

計算方法を見ると、販売額が一定でも、原価を抑えるほど儲けが出ることがわかるでしょう。

したがって、ビジネスで儲けるには、原価意識が欠かせません。なお、原価に占める各費目の割合は、業界によって異なります。

たとえば、製造業の場合は、材料費の割合が高い企業が多いでしょう。また、飲食業などのようなサービス業は、材料費だけではなく人件費も見逃せません。

原価を削減するには、重みが大きい費目から改善していくのがポイントです。製造業ならば、安価な材料で品質維持できるか検討するという案が挙げられます。

サービス業ならば、シフトの最適化を行い人件費を削減するといった方法も挙げられるでしょう。

 

 

 

原価が重要な理由は?コスト管理には必須

原価が重要なのには理由があります。まず、ビジネスで儲けるためには、原価意識は避けられません。

シンプルに考えると、原価以下で商品を販売すると赤字になってしまいます。原価を理解しておけば、安直な値下げを避けられるでしょう。

事業戦略を検討する際にも、原価は重要です。生産量を増やしたり、内製から外注へ切り替えたりすると、コスト計算はややこしくなるでしょう。

原価に着目すると、軌道を変えるとどのようにコストが変わるのが明確に比較できます。

 

商品のバランスを考える際にも原価を考えねばなりません。

ビジネスで大きく稼ぐには、原価率が低い商品を多く売ると良いでしょう。

しかし、原価率が高い商品、あるいは儲けを度外視した商品にもメリットがあります。

たとえば、ランチ限定のお得なメニューを出すお店があったとします。そのメニュー自体ではお金を稼げなくても、お店のファンになってくれたり、同時に別のメニューも注文してくれたりするケースもあるでしょう。

原価や原価率の計算をしてバランスよく商品を決めるのが、収益を得るポイントです。

 

 

 

新規立ち上げ時に原価を決めるポイントは?

新規立ち上げ時には、原価にこだわりすぎないようにしましょう。

原価を下げすぎると、目指すビジネスモデルが実現できない場合もあります。

たとえば、安い材料を見つけたとしても、いきなり商品化するのは危険かもしれません。試作品を作ってみるなどして、原価を抑えてもビジネスが成り立つかを慎重に考えましょう。

「安かろう悪かろう」では、売れ行きが伸び悩む可能性があります。

 

一方で、原価が割高なのも考えものです。原価が割高な商品で儲けを得るには、大量に販売する必要があります。

しかし、新規立ち上げ時には、商品の売れ行きを予想するのは難しいでしょう。

売れ行きが芳しくなければ、次の商品を準備するための資金が不足し、ビジネスを続けられないかもしれません。

新規立ち上げ時の原価決定には慎重になりましょう。業界ごとに原価の目安はある程度決まっているので、参考にするのもおすすめです。