こんにちは、「メディア編集部」のアナンです!
私は、SNSなどを経由して知り合った人と、リアルで会うことがよくあります。これまで、そうやってお会いした人は20人以上います。
初対面の人に対して、私が必ず行うと決めていることがあります。それは、手土産を渡すことです。手土産が喜ばれて、話が盛り上がることがよくあります。話が盛り上がると、関係性がいつの間にかできているものなのです。
今回の記事では、私が手土産を選ぶ時にいつも気をつけている、4つのポイントについて解説していきます。
前述の4つのポイントとは、「事前リサーチ」、「その土地ならではの手土産を選ぶ」、「エピソードも用意する」、そして「鉄板の手土産を見つける」です。
これら4つのポイントを気をつけていれば、手土産を選ぶ時に失敗することはほぼなくなるはずです。ぜひとも参考にしてみてください。
目次
「事前リサーチ」相手に喜ばれるために相手を知る
手土産を選ぶ前に、相手が好きなもの、苦手なものをリサーチしておきましょう。なぜなら、相手が喜ばない手土産を選ぶと逆効果だからです。
例えば、あなたはリーズナブルで、とてもおいしく、おまけに雰囲気もいい焼肉屋を知っているとします。今までその焼肉屋に連れて行った人は、みんな満足しています。
しかし、相手がベジタリアンと分かっている場合、その焼肉屋に連れていくでしょうか?普通連れていきませんよね。ベジタリアンは肉や魚を食べないので、焼肉屋に連れて行っても喜ばないと簡単に想像できます。
手土産を選ぶ時も同じです。手土産を選ぶ時には、自分が好きかより、相手が喜ぶかが大事です。事前に相手をリサーチすれば、相手が喜ぶ手土産を選ぶ(相手が喜ばない手土産を選ばずに済む)可能性が大きく高まります。
事前にリサーチすると言っても、簡単です。相手のSNSやブログを調べましょう。そうすれば、相手の好みや苦手なものが見えてくるはずです。
もし、相手の好みや苦手なものがわからなかったとしても、相手のパーソナリティや思想、周りの環境は見えてくるもの。それだけでも、初対面の人と話す時に大きなプラスになります。
また、普段の行動がある程度類推できれば、それも手土産を選ぶ時に役立ちます。例えば、相手がいつも自炊する人の場合、調味料も立派な手土産になります。私は、戸村のたれを手土産に選んだことがあります。
戸村のたれは、宮崎県では有名な焼肉のたれです。宮崎県内の焼肉のたれ売上シェアで、50%以上を占めるとか(!?)その人はかなり喜んでいて、今でも宮崎県アンテナショップで戸村のたれを買っているそうです。
「その土地ならではの手土産を選ぶ」変わり映えがないと相手の心は動かない
手土産と言っても、どこでも買える変わり映えのない手土産だとつまらなくないですか?
私は、相手から喜ばれる手土産とは、相手の心を動かす手土産だと思っています。
そして相手の心を動かせるのは、変わり映えのしない手土産よりも、その土地ならではの手土産と考えます。ですので、手土産はなるべくその土地ならではのものにしましょう。
例えば、私は一時期四国にいました。その頃、よく手土産として選んでいたのはタルトです。
タルトと言えば、四国以外の人はこのお菓子を連想する人がほとんどだと思います。
しかし、愛媛県民にとって、タルトはこれです。
ロールケーキ風のカステラ生地にこしあんを塗って巻いたお菓子で、さながら和風ロールケーキですね。しっとりしたカステラ生地と、こしあんとの相性は抜群!牛乳ともお茶ともよく合うお菓子です。
愛媛県では、一六本舗、ハタダ、六時屋など、様々なメーカーがタルトを製造しており、非常に有名なお菓子です。しかし、四国以外では、ほとんど知られていません。
そのため、手土産としてタルトを選ぶとほぼ間違いなく驚かれ、そして喜ばれました。その驚きこそ、相手の心を動かした証拠です。
「エピソードも用意する」手土産に絡めたエピソードから話が広がる
相手が手土産に興味を示したら、手土産に絡めたエピソードも話しましょう。そうすれば、さらに話が盛り上がるはずです。
例えば、私は九州にもいた時期があります。その時によく手土産として選んだのが、大分県名物のざびえるです。
バターが効いた柔らかいビスケット生地の中に、白あんが入っています。口に入れると、バターの香りが効いていて、白あんの程よい甘さも相まってとてもおいしいんです!しかも、パッケージがオシャレでかっこいいのも魅力です。
大分県民なら誰もが知っているざびえる。なんと、一度販売休止に追い込まれました。元々、長久堂という会社がざびえるを販売していましたが、2000年に長久堂が倒産したのです。
しかし、多くの大分県民がざびえるの復活を熱望。その声に応えて、翌年2001年に長久堂の元従業員が、ざびえる本舗という会社を設立しました。現在は、ざびえる本舗がざびえるを復活させて販売しています。
また、大分県出身のタレント、ユースケ・サンタマリアさんもざびえるが大好きです。「とんねるずのみなさんのおかげでした」などのバラエティー番組で、ざびえるを紹介したことがあります。
このように、私がざびえるをよく手土産として選んだ理由は、商品として優れているだけではなく、エピソードを語れるからでもありました。
人は、ストーリー性を感じて引き込まれたものには、一層魅力を感じるものなのです。また、手土産だけではなく、エピソードからもお話が盛り上がるかもしれませんよ。
もちろん、相手が手土産に興味を示さなかった場合、無闇にエピソードを披露することは逆効果です。また、エピソードが長すぎても相手がしらけてしまいます。
あくまでも、相手が手土産に興味をもった時に、ちょっと話す程度に留めておきましょう。
「鉄板の手土産を見つける」迷ったらこれを選べば失敗しない
相手が喜ぶ手土産を選ぶことが大事だと書いてきましたが、相手の好きなもの、苦手なものが事前によくわからない場合もあります。
そこで、迷ったらとりあえずこれを選べば失敗しないと言える、鉄板の手土産を見つけておきましょう。私の場合、四国にいた頃はタルト、九州にいた頃はざびえるが、鉄板の手土産でした(他にもいくつかありました)。
選ぶ時には、以下の2つに注意してきました。
(1)自分自身がいいと思うものを選ぶ
(2)万人に愛されそうな手土産を選ぶ
(1)自分自身がいいと思うものを選ぶ
自分自身がいいと思うものでないと、相手に心が伝わらないものです。とくに食べ物であれば、自分自身が食べていいと思ったものがいいでしょう。
その点、タルトもざびえるも、自分で食べておいしいと思えるものでした。ざびえるであれば、おいしいだけでなく、パッケージのオシャレさも魅力でした。
(2)万人に愛されそうな手土産を選ぶ
鉄板の手土産は、そうそう失敗しない手土産です。ということは、好き嫌いが分かれる手土産は向いていません。
例えば、水戸は納豆が有名で、納豆にちなんだ手土産も多数あります。しかし、納豆はかなり好き嫌いが分かれるので、鉄板の手土産にするには向いていないと考えます。
その点、タルトもざびえるも、万人に愛されあまり好き嫌いが分かれない=失敗しない手土産です。このように、万人に愛される手土産を選ぶことがコツです。
手土産は、相手と自分をつないでくれます
「手土産が喜ばれて、話が盛り上がることがよくあります。話が盛り上がると、関係性がいつの間にかできているものなのです」と最初に書きました。
言い換えれば、手土産は相手と自分をつないでくれる触媒になります。私も、最初はSNSで知り合って、そこからリアルでお会いして関係性が続いている人は少なくありません。
ぜひとも、初対面の人には手土産をもっていきましょう。その時に、私が解説したポイントを役立てていただけると幸いです。