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そもそもコトラーってどんな人?
こんにちは、メディア編集部のタツカワです。
前回から、コトラーの「コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則」を読んで気付きをシェアする企画を始めました。
ただ、ふと思ったんです。
そもそもコトラーってどんな人なんだろ?それを事前に調べた方が、より本を理解できるんじゃないか?
そこで、この記事では、コトラーの生い立ちを簡単にまとめます。
それから、生い立ちを調べるうちに一つ気付きを得たので、それをシェアします。
コトラーの生い立ち
コトラーは1931年5月27日、アメリカのシカゴにて生を受けます。
1953年にシカゴ大学で経済学修士号、1956年にマサチューセッツ工科大学で経済学博士号を取得しました(工科大学で経済学を学べるんですね😲)
現在は、ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院S. C. ジョンソン・アンド・サン特別教授として活躍しています。
ちなみに、ケロッグってどこかで聞いたことありませんか?
そうです。コーンフレークのケロッグに関係あります。創業者の息子の遺産で作られた大学院です。
マーケティング・マネジメントは50年以上続く名著
調べていくうちに、マーケティング・マネジメントという本がコトラーの代表作であることを知りました。
学問としてマーケティングを学びたい人にとってはバイブルだとか。ただ、百科事典的な本なので最初に読んではいけないそうです(汗)
この中で、「改定する度に大幅に見直し、新しいテクノロジーや手法を体系化する」ことが印象に残りました。
1967年に初版が発行されて以来、12版まで出ていますが、その中でインターネットやSFAなど、新しいキーワードを体系化しています。
普通コトラーほど名誉を得てしまったら、新しい技術や考え方を取り入れることは難しいものです。
それどころか、自分が経験したことがすべてと思う「老害」になる人も少なくありません。
その中で、歳をとっても、名誉を得ても、新しいキーワードを知ろうとする、体系化しようとするコトラーの姿勢に感銘を受けました。
技術の進歩と普及によって新しい手法が可能になる
マーケティング・マネジメントは「改定するたびに大幅に改定する」という話を聞いて、一番私が感じたのは「技術の進歩と普及が原因」ということです。
インターネットにしても、SFAにしても、昔は一般的に商用で使用できない技術でした。
元々存在しないか、もしくは商用で使用するにはコストがかかりすぎたんですよね。
でも、その技術が低コストで多くの人が使えるようになったから普及したんです。
考えてみれば、ギルドプロジェクトが手掛ける、「カワリニ」で提供できるサービスも技術に支えられてますよね。
おそらく「カワリニ」で提供できるサービスの多くは、10年、20年前は最新の技術だったと思います。
当時は商用で使えなかったでしょうが、その技術が一般化して、より多くの人が使えるようになったのです。
ですので、新しい技術を知って、それを応用できないか考える姿勢ということが大事というのが、今回の気付きでした。