様々なマーケティング手法がある中で、昨今特に注目を集めているのがインフルエンサーマーケティングです。
様々なメディアで取り上げられているため、名前は聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際どういった手法なのか理解できていない人もいるかもしれません。
この記事では初心者の方にも分かりやすいように、インフルエンサーマーケティングについて詳しく解説していきます。
目次
インフルエンサーマーケティングとはどのようなマーケティング手法?
インフルエンサーマーケティングとは、インフルエンサーにサービスや商品を紹介してもらいマーケティングを行う手法です。
インフルエンサーはツイッターやインスタグラムなどのSNSで大きな影響力を持つ人のことで、多くのフォロアーを抱えています。
そのインフルエンサーに自社のサービスや商品を使用してもらい感想などをSNSに投稿してもらうことで、大きな宣伝効果を得られるというわけです。
インフルエンサーマーケティングのメリットデメリット!
インフルエンサーマーケティングを行うメリット
インフルエンサーマーケティングの大きなメリットになるのが、情報が拡散されやすいということです。
ツイッターなどのSNSは、「イイネ」や「リツイート」といった、多くの人に情報を拡散するための機能が充実しています。
インフルエンサーが自社の商品やサービスに関する情報を書き込むと、それを見たフォロワーがリツイートなどの機能によって情報をシェアし、どんどん情報が拡散されていきます。
こういった仕組みを有効活用し、効率的に宣伝を行えるのはインフルエンサーマーケティングのメリットです。
低コストで高い宣伝効果を得やすいというのもメリットになるでしょう。
テレビCMや雑誌への広告掲載も有効的なマーケティング手法ですが、広告費が大きくかかってしまいます。
しかし、インフルエンサーマーケティングは基本的に1フォロワーあたり5円程度が相場です。フォロワー数によってコストは変わりますが、テレビCMなどに比べれば低コストで高い宣伝効果を得ることができます。
自社の商品を宣伝する時に重要になるのが、どういう人達に向けて情報を発信するかです。
サービスや商品に興味を持ちそうな人をターゲッティングし宣伝すれば、より宣伝効果を高めることができます。
インフルエンサーは特定ジャンルに興味をもつフォロワーを抱えていることが多いため、ターゲッティングがしやすいというメリットがあります。
例えばファッション関係の商品を宣伝したい時、ファッションに興味を持つフォロワーを多く抱えるインフルエンサーに依頼すれば、自社の商品やサービスの魅力を効果的に広めることができるでしょう。
デメリットも把握しておこう
メリットの多いインフルエンサーマーケティングですが、デメリットもいくつかあるので注意しなければなりません。
デメリットの1つになるのが、ステルスマーケティングと勘違いされる可能性があるということです。
「サクラ」や「ヤラセ」などと呼ばれることもあるステルスマーケティングは、消費者にお金を支払い良い口コミを投稿してもらうものです。
2011年に景品表示法が施工されるまでは、こういった手法が横行していたため、悪い印象を持っている消費者も多くいます。
ステルスマーケティングと勘違いされると、SNS上で炎上してしまうリスクもあるので注意しなければなりません。
インフルエンサーマーケティングの市場規模はどの程度?
株式会社デジタルインファクトがインフルエンサーマーケティングの市場規模の調査を行った結果、2017年には約175億円だったものが2019年には約267億円にまで拡大しているというデータが出ています。(詳細:インフルエンサーマーケティングの市場規模、2018年は219億円と推定、2028年には933億円に)
このデータから計算すると、2028年には900億円程度にまでインフルエンサーマーケティングの市場が拡大するのではないかと予想されているようです。
インフルエンサーマーケティングの市場の中でも、特に規模が大きいのがYouTube、インスタグラム、ツイッターの3つのSNSです。
今後も様々なSNSサービスが登場すると予想されるため、インフルエンサーマーケティングはさらに有効的なマーケティング手法になると考えられています。