フリーランスの人間ドックは経費になる?

フリーランスになると見落としがちな健康診断や人間ドックの受診。フリーランスだと様々なものを経費として扱うことはできますが、人間ドックの費用は経費になるのでしょうか?その疑問にお答えしていきます。
「メディア」編集部

フリーランスの人は会社員の人と違って健康診断や人間ドックを受けている人が少ない傾向にあります。

フリーランスの場合は受診は義務ではないですが、体調不良になったら収入源に直結するので人間ドックは受けたほうが良いです。

しかし、人間ドックの費用を経費にすることが出来るのかなど費用面での心配をする人も多いので、安く健康診断や人間ドックを受けるための方法を紹介します。

 

 

 

健康診断は受けたほうが良い

フリーランスの人だと、フリーランスになってから1度も健康診断や人間ドックを受けたことがないという人も少なくありません。

しかし、フリーランスは自分の体が資本なので、体調不良などで長期的に働けなくなると収入が途絶えてしまうことにもなりかねません。

1年に1回程度の頻度で健康診断、できれば人間ドックを受診して自分の体の状態をチェックしておくことは大切です。

 

 

経費になる?

フリーランスの人が健康診断や人間ドックを受けない理由として費用面の負担があります。

会社などの場合は従業員の健康診断を受けさせる義務がありますが、フリーランスの場合は事業者自身なので義務ではありません。

雇用されているという立場でもありませんので、フリーランスの人が健康診断や人間ドックを受ける場合、経費として落とすことはできません。

ただし、法人化している場合は社長への福利厚生費として健康診断の費用を経費として計上することが可能です。

 

 

 

安く健康診断を受けるには

基本的にフリーランスの健康診断は経費にはならないので、受けるのであれば出来るだけ安く受けたいと考えるものでしょう。

まずは自治体が行っている「39歳以下健康診査」があります。

職場などで健診を受ける機会のない39歳以下の人が年に1回受診できるもので、自治体によって若干内容が異なる場合がありますが身体測定や血液検査、尿検査など基本的な内容は変わりません。

自治体によって費用は異なりますが、無料から2,000円程度が一般的です。がん検診などを追加できる場合もあります。

 

40歳以上は「特定健康診査」というものがあり、メタボ健診などとも呼ばれていますが、心電図検査や眼底検査などが加わり、より詳細な健康診断を受けられます。

費用は39歳以下健康診査と同様ですが、がん検診や検査結果の内容により生活習慣の改善が必要と判断された場合は、特定保健指導は無料から1,000円程度の追加費用が必要になることがありますので、住んでいる自治体のウェブサイト等で確認しましょう。

 

 

 

安く人間ドックを受けるには

健康診断の場合は、自治体が実施しているものを利用すればかなり安価に受けることが出来ますが、より詳細な人間ドックを安く受けたいという人もいるでしょう。

人間ドックは健康保険の適用外ですし、自治体では実施していませんのでなかなか安価に受けることは難しいです。

一般的には2万円程度から、オプションを追加した1泊コースなどになると10万円以上の費用がかかることも少なくありません。

フリーランスの人が人間ドックを安く受けるとしたらあんしん財団に加入しましょう。

フリーランスの労災保険的存在で月額2,000円で加入でき、人間ドックの場合は6,000円の助成が受けられます。

 

また、クーポンサイトなどにおいて人間ドックのクーポンが配布、販売されているケースもあります。

そういったクーポンを利用することによって、通常の人間ドックの価格よりもリーズナブルな価格で受診することが可能です。

各種ポイントが付与されたりポイントを使用することが出来る人間ドックのサイトもあるので、そういったサイトを利用するのも良いかもしれません。