ズボラリモートワークの進め

無理なく続ける!ズボラリモートワークのすすめ

自分を律するのが「大の苦手」である私が、3年間リモートワークで仕事を続けられているコツをご紹介します! 「リモートワークになってから、なんかやる気が出ない」でも仕事をなんとか進めなければならない、そんな中で試行錯誤を続けて、今も実践しているノウハウをご紹介します。
「カワリニ」編集部

こんにちは、フリーランスエンジニアのアイザワです!

自宅を拠点に、リモートワークでお客さま企業のIT関連業務のサポートをしています。

 

新型コロナウイルスの影響で、リモートワークを導入している企業も増えている中、自宅にいながら仕事のパフォーマンスを出すには「自分を律する力」が必要といわれています。

今回は自分を律するのが「大の苦手」である私が、3年間リモートワークで仕事を続けられているコツをご紹介します!

 

はじめに私のお話をしますと、以前は会社に出社してシステム開発を行う「常駐」という働き方をしていましたが、2017年から自宅で仕事をするリモートワークに切り替えました。

リモートワークになった当初は「電車に乗らなくていい!」「朝ギリギリまで眠れる!」「お昼に銀行にいける!」「音楽聴きながら仕事できる!」などなど、いい働き方だと感じていました。

 

しかし、そんな快適な生活も束の間、半年ほどして気がづいたのは「なんか思うように仕事が手につかない、、、」ということでした。

あんなに疎ましく思っていた、周りの目が恋しい。監視されていた方がパフォーマンスが出せる(気がする)。

リモートワーク特有の数々の誘惑に負け続け、仕事に集中できない日々を送り、このままパフォーマンスが出せないままだったら、契約を切られて生活ができなくなってしまうと焦り始めました。

 

夏休みの宿題は、夏休みが明けてからやっていた、、そんな幼少期から染み付いたズボラな自分の性格は、そう簡単には変えられません

でも仕事をなんとか進めなければならない、そんな中で試行錯誤を続けて、今も実践しているノウハウをご紹介します。

 

具体的には、やる気の出し方を知る、だれかと時間を作る、うまくいってないことをつぶやく、放り出すの4つです。

 

リモートワークを経験されて、仕事のパフォーマンスが下がったかも、という心当たりがある方は、ぜひ一つでも試してみてください。

 

1点、注意していただきたい点は、リモートワークでも自分を律してパフォーマンスを出すことが普通にできる人は、実は存在します。

夏休みの宿題を、夏休みが始まってすぐに終わらせるような人です。(偏見です)

 

以前、全員リモートワークのチームで仕事をした時に、自分の作業をコツコツと進めて遅れもなく、チャットでも無駄口をたたかずという方がいて、心強いとともに驚愕しました

 

そういった方は、ぜひ「こういうズボラな人もいるんだ」ということを知るという意味で、この記事を読んでいただけたら幸いです。

お近くに私のように仕事が進まずに困っている人がいたら、そっとこの記事を紹介してあげてください。

 

やる気の出し方を知る ー やる気は、やりはじめると出てくる

近ごろでは広く知られていますが、脳の研究でも実証されているように、やる気はやりはじめると出ます。

私は大学院時代に脳科学を専攻していたのですが、この研究結果を知った時は驚きでした。

 

やる気を生み出す脳の場所である「側坐核(そくざかく)」の神経細胞を活動させてやる気を出すには、ある程度の刺激が必要だといいます。

一度、作業をしはじめると、ゆっくりと側坐核が自己興奮してきて、集中力が高まって気分が乗ってきます。そのため、やる気がない場合でも、まずやりはじめるしかないのです。

 

こちらの出典を知りたい方は『海馬 脳は疲れない(2002)』をご覧ください。

東大の研究者である池谷裕二先生と、コピーライターの糸井重里さんが、脳の働きについて対談形式で面白おかしく語っています。20年近く前に出版された本ですが、読み返すといまだに目からウロコの発見があったりします。

 

この研究結果からわかることは、仕事に取り掛かるちょっとしたきっかけさえつかめれば、集中して仕事ができるということです。

今回の記事では、全体を通して、仕事をやり始めるきっかけをつかむための具体的な方法をご紹介していきます。

 

誰かとWEBミーティングの時間を作る

仕事が思うように進んでいないという不安がよぎったら、仕事仲間と短い時間のWEBミーティングを設定しましょう。

 

上司でもいいですし、同僚や後輩などお願いしやすい人でもいいので、とにかく誰かと仕事の話をする時間を作りましょう。

「あの仕事の中間報告させてください」など、仕事の報告や確認をしてもらう時間を作るのが気軽でいいと思います。

 

私くらいズボラさを極めていると、携帯のアラーム、メールのアラート設定、チャットツールの自動botによる通知など、仕事をはじめるきっかけを作るのに効果のあると言われている手法は過去に実践済みであり、あっさりと無視することができるようになっています。

 

しかし誰かに時間を作ってもらって何もしないというのは良心が痛みます(というより怒られます)。

そのため、調子が良ければ前日、どんなに遅くてもMTGの3〜4時間前から準備をするため、仕事を始めるきっかけができ、その分の仕事が進むことになります。

 

もし万が一、ミーティングの時間までに思うように作業が進まなくても、リスケせずにミーティングを実施しましょう。

報告してみると自分が思っていたよりも進んでいたり、進んでいなくても申し訳けない気持ちでミーティングのあとの仕事が進みます。

 

うまくいってないことをチャットでつぶやく

作業していてうまくいってないことや、難しいと感じていることを社内のチャットグループでつぶやく習慣をつけましょう。

「ここわからなくて、誰か教えてくださいー」と問いかけるのもいいですが、スルーされる前提で独り言のように「ヤバいこれちょっとわからないぞ、、、」とつぶやく方が効果的です。

 

こうしているとメンバーの中では、スタンプで返してくれたり、解決策やヒントをくれたり、「私も、、」と同調してくれる人がいることで、止まっていた仕事が再開するきっかけになります。

 

またリモートワークをしていると、「うまくいってないことを、相談する壁」にぶちあたります。

近くに同僚がいたら「ちょっとここわからないんですけど」と気軽に話しかけられるのですが、リモートワークになると「わざわざ相談するのものな」と足踏みしてしまうことも多いです。

その結果、よくわからないまま続けてうまく進まず、そのことも相談できないというループにはまっていきます。

 

私もいまでは積極的につぶくようにしていますが、リモートワークをはじめた頃は相談するタイミングがまったくつかめず、放置していた課題がのちほど大問題になったことがあります。

 

同僚や上司がいるチャットグループに、つぶやくのは気がひけるかもしれません。

しかし同じオフィスにいて独り言を言っている人がいるとちょっと怖いですが、チャットグループでの独り言であれば大して気になりませんので、是非試してみてください。

これはマネジメントする側としても、進捗を把握したり、ヘルプを出して仕事を進められるなどの利点もあり、うまく使えばリモートワーク特有のメリットになるかもしれません。

 

どうしても手がつけられない時は、いったん放り出す

何をやっても、なかなか仕事に集中できない場合は、すべて放り出してしまうのも一つの手です。

一旦仕事を放り出して好きなことを目いっぱいやると、次の日には仕事しないとな、、という気持ちになり、だらだら仕事をしている場合よりトータルで見ると進捗が進んでいたりします。

私の場合は、気になっていた漫画を全巻レンタルしてひたすら読んだり、動画配信サイトで海外ドラマを一から見たりします。

 

休憩や息抜きのタイミングをとるのが難しいというのも、リモートワークの特徴です。

家にいても仕事ができる状況なので、休日も仕事をしてしまったり、平日に丸一日休みをもらうのが言い出しづらい場合もあります。

またお客様や上司、同僚から見ても、本人がいつ仕事をしているかは把握できないので、ちょっと休憩しようと思っても、連絡が来てしまって、対応せずとも意識が持っていかれる場合があります。

 

私の場合は、常時複数のプロジェクトを掛け持ちしていることが多いのですが、予定を調整して丸一日お休みをいただいて、全てのチャットグループに「○月○日は、一切連絡取れませんー」と宣言してしまいます。

 

まとめ 快適だけど、難しいことにトライしているという意識を持つ

ここまで、ズボラな性格でも仕事が進められるリモートワークのノウハウを解説してきましたが、役に立ったでしょうか?

 

リモートワークのネガティブな面も述べてきましたが、私が3年間経験してきた結果、リモートワークは公私ともにとても快適で、これからも続けていきたい仕事のスタイルと言えます。

私は妻と二人暮らしですが、一緒にいる時間も長くなり、自宅で映画を見たり、料理をしたり楽しく過ごしています。

 

ただ仕事を進めるという観点だけで言うと、オフィスに集まって仕事をするのに比べて、リモートワークの方が格段に難しいと感じています。

ちょっとした意思疎通ができない、顔色がわかりづらい、などなど。

チャットのコミュニケーションだと、はっきりした意思表示をしてもらわないとわからないのですが、あまりにハッキリしすぎて、なんか感じ悪いなーと感じるようになったり笑

 

出社するよりもリモートワークの方が、快適で合理的だという意見がありますが、その反面、これまで経験してこなかった「難しいことにトライしている」という視点を持つことも重要だと考えます。

これによって自分の不甲斐なさを許して、ちょっと工夫してみようとしたり、仕事仲間ともうまくコミュニケーションする努力をしてみることができると感じています。

 

今後、新型コロナウイルスの影響がなくなったとしても、会社にいるのと同じパフォーマンスを、リモートワークでも出せれば、優秀な人材として重宝されることでしょう。

無理せず、ひとつひとつ工夫をしながら、リモートワークでパフォーマンスを上げていきましょう。