こんにちは!まるカリです。
先日、友人から「漫画描ける友人いる?」と聞かれて、「何人かいるので紹介しようか?」と話していたんです。 でも、どんな漫画が欲しいの?と深掘っていくと…(それってChatGPTで作れないのかな~)という気持ちになって、自分でやってみました、という記事です。
実際にやってみて思ったのですが…
企業のオウンドメディアに使用したり、動画作成の際の絵コンテや箱書きとして使ったり、 あるいは「この漫画家さんにお願いしたい!」という時に、ネーム(構成案)として提出する資料にもなるんじゃないかなと。 意外と活用方法あるじゃん、ということで、せっかくなのでコンテンツ化しておきます。
※今回は私の日常をネタに、4コマ漫画を生成してみました。どうぞご覧くださいw
目次
ChatGPTで4コマ漫画を作るための最低限の流れ
ストーリーが決まっている場合は、それをそのまま入力すればOKです。 でも、いきなりストーリーを考えるのって難しい人も多いと思うので、 まずは「伝えたいこと」や「登場人物」だけでも伝えてみるのがオススメ。
以下をコピペして、ChatGPTに貼り付けてみてください。 もちろん、全部を入力しなくても、AIが補完してくれます。
絵が出来てから修正することも可能です。
▼コピペ用テンプレート
基本プロンプト(ストーリー生成)
4コマ漫画のネタを考えてください。
ジャンル:日常/ギャグ/ビジネス/恋愛 など自由に指定
登場人物:〇〇(例:30代主婦、5歳の息子など)
オチのある構成で、セリフ付きの4コマ形式で出力してください。
構成指定つきプロンプト(テンプレ型)
以下の形式で4コマ漫画を作ってください:
【1コマ目】起:〇〇
【2コマ目】承:〇〇
【3コマ目】転:〇〇
【4コマ目】結:〇〇(オチ)登場人物:〇〇(性格や関係性があると◎)
トーン:シュール/感動系/あるある系など指定可能
セリフ重点型プロンプト(表現重視)
4コマ漫画をセリフメインで作ってください。
キャラ同士のテンポの良い会話と、オチで笑える構成にしてください。)
キャラクター設定:
– A:〇〇(例:マイペースな上司)
– B:〇〇(例:ツッコミ担当の部下)ジャンル:職場コメディ
テーマ別ネタ出し用プロンプト
「〇〇(テーマ:例・育児あるある/在宅ワークの悩み/マッチングアプリ)」をテーマにした4コマ漫画のネタを3案ください。
オチのあるもの/共感されやすいものを希望します。
実際にやってみた
4コマ漫画の絵を生成したいです。
スタイル:シンプル線画
登場人物の特徴:ボブでぽっちゃりなママ(アジア)
シチュエーション:クレジットカードを洗濯してしまう以下のような4コマ構成で画像を作ってください:
1コマ目:洗濯機から服とクレジットカードを取り出す
2コマ目:真剣にパソコンで慌てて調べる
3コマ目:ドライヤーでクレジットカードを乾かしたけど、時間ないし面倒くさくなる
4コマ目:外に洗濯物と一緒に干す
↓
Canvaで自分で加工
感想とポイント
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何度か試すと、どんどん精度が上がってくる!けど、出来ない事も割とある。具体的に指示をし過ぎると画像生成できない傾向。
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好きなイラストのテイストが一回も出てこないw 海外アニメ風とか、〇〇風は通るけど、絵をヨシタケシンスケさんっぽくとか、ジブリっぽくみたいなのは勿論NG。絵が浮かんでいるならイラストレーターさんなどに頼む方が早くイメージにちかづく
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ツッコミ/ボケも提案はしてくれるが。笑いのセンスはない。何かメモリさせてからの方が良いかも。なので、オチまでイメージできているとめちゃくちゃスムーズ
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早いとはいえ、生成タイムに1~2分かかるので待たないといけない(少しイライラする)
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背景にドラマチックな漫画線を足して、とか、汗をかかせるとかは割と簡単に出来ます。
ぎゃーは入れてくれた
※セリフが日本語だと文字化けします。セリフの白抜きも出来るし、セリフなしも出来るのでCanvaなどで後から補うと良いかも。
注意点とできないこと
ChatGPT+画像生成AI(DALL·E)で4コマ漫画はサクッと作れるようになったけど、以下の点は要注意です。
✖ 著作権・肖像権を侵害するような内容は作れません
特定の漫画家さんの絵柄を真似したり、芸能人や有名人そっくりの人物を描くことはできません。
✖ 画像内の文字(日本語の吹き出しなど)は文字化けしやすい
日本語のセリフ入り画像をそのまま生成しようとすると、文字化けや変なフォントになることがあります。 →対策:後から画像編集ソフトで吹き出しだけ入れ替えるのがベター
✖ 手や顔の描写が不自然になることもある
とくに指の数や表情が崩れやすいので、完全な完成品としてではなく「イメージラフ」や「プロトタイプ」として使うのがオススメ。
✖ 一度で完璧に出ることは少ない
「3コマ目の表情をもう少し強調して」「オチをもっとわかりやすくして」など、やり取りしながら調整するのが前提。
こんな使い方がオススメ!
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企業の採用広報に使う「あるあるネタ漫画」
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商品紹介やPR記事の導入に「読みやすいストーリー」
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漫画家さんに発注する前の「ネームづくり」
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SNS投稿やnoteの「日常の切り取り」
- 動画制作前の絵コンテや箱書き
まとめ
無料でここまで出来る時代か…。(私が雑誌に連載してたイラスト…なんだったんだ)
恐ろしい。
AI漫画家さんはご自身で描いたキャラクターを読み込ませて学習させてるみたいです。
あわせてどうぞ…
https://note.com/konho/n/nd844cbd5e739
私もラフにやってみただけなので、まだまだ出来る事、出来ない事あると思いますが、試してみてはいかがでしょうか?